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大学トーク@大分大学

大分県下4大学連携トークイベント「現代アートと社会の関係性」第3弾開催

2008年7月18日(金)国立大分大学にて大分県下4大学連携トークイベント「現代アートと社会の関係性」が行われました。「別府現代芸術フェスティバル2009混浴温泉世界(仮称)」で総合ディレクターを務める芹沢高志氏をパネリストとして「現代アートとは何か?」「アートプロジェクトとは何か?」「混浴温泉世界(仮称)の意味とは?」の3つをテーマに学生とのディスカッションを交えながら90分間のトークイベントを行いました。

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まず、「現代アートとは何か?」「アートプロジェクトとは何か?」という二つの問いに対して芹沢氏は
「現代アートを一つの定義にまとめることはできないが、一つの特長として私たちと同じ時代を生き、今ここを創りだそうとする意識をもつアートということができる。」
「アートプロジェクトの考え方として、アートが個人的な営みを超えて社会に働きかけようとすれば、アーティストひとりでは対応できなくなり、プロジェクトチームという組織で取り組むことになる。アートプロジェクトでは、アーティストや作品の役割は従来とは変質し、計画から実現までの全プロセスが重視される。そして『物質として完成された』アートという概念を壊し、アーティストのみならずアートプロジェクトに携わるすべての人になんらかの影響を与える力をもつ。」と、蔡國強氏のプロジェクトに携われた経験を基に話して頂きました。

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最後に来年に控えた「混浴温泉世界(仮称)の意味とは?」というテーマでは、別府の外から来た自分が抱く別府への思いに始まり、フェスティバルのコンセプト、アーティストの選定基準等フェスティバルの全体構造について話した後、学生が参加することに対する意義などを語られました。

講演後にも学生と30分以上に渡りディスカッションを行い、多くの学生が別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界(仮称)」への興味を膨らませたようです。

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講師からのコメント
多くの方に関心を持っていただき、とても刺激的な時間でした。すでに『混浴温泉世界』ははじまっているのです。これからのすべてのプロセスを、一人でも多くの方と共有したいと願っています。