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ベップユケムリ大学 BEPPU PROJECT学部[大分の建築家×BEPPU PROJECT]を開催しました。

全4回で開催している、ベップユケムリ大学 BEPPU PROJECT学部「大分の建築家×BEPPU PROJECT」。この講座は、別府中心市街地で行われているプラットフォーム制作事業で建物のリノベーションを行った建築家の方々をお呼びし、自身のこれまでの活動、リノベーションを行った際の思いや裏側をお聞きするクロストークです。

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第1回目は12日(土)、platform01のリノベーションを行った塩塚隆生氏(塩塚隆生アトリエ)をお呼びしてお話を伺いました。
塩塚氏は以前から、星座型 面的アートコンプレックス構想に強い興味を持っており、その実現を見たいという思いからplatform01のリノベーションに携わったそうです。

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リノベーションの際には「時間を繋げる」ことを意識され、palatform01の壁面を銀色にする塗装することで、昔からある傷やノミの跡をを浮かびあげるようにしたと話しました。また、platform01の天井にはカラフルな蛍光灯が取り付けられていますが、これも別府の商店街のネオンをイメージしたそうで、別府商店街独特の雰囲気を出しています。
platform01はダンスや会議ができるスペースと利用されています。「毎回使われているのは建築家として嬉しい」と述べました。

13日(日)はplatform03のリノベーションを手掛けた天野茂氏(建築工房チーム21)のクロストークでした。
別府生まれの天野氏は、非常に限られた予算の中でplatform03のリノベーションを進めた事について「限られた、予算の方が結果的に良いものができるし、やっていて楽しい」とおっしゃっていました。

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platform03のリノベーションの際には、柱の少ない建物の耐震性をいかに上げるかという事を優先に進められたそうです。
platform03の床材やキッチンなど多くの方の協力で完成した事も伺いました。

トークショーの最後には二回とも、「予算が無限にあっあたら何をつくりたいか」「憧れの建築家(影響を受けた建築)はだれですか」という質問に答えて頂きました。
塩塚氏は、影響を受けた建築として篠原一男氏の「谷川さんの住宅」等をあげ、天野氏は安藤忠雄氏の「住吉の長屋」や吉村順三氏が手掛けた大正屋をあげられました。
無限の予算で作りたいものについては、塩塚氏は70億人のための住宅を、天野氏は「恒久性」「持続性」などのキーワードを挙げ、ガウディ―のサクラダファミリアのようなものを作りたいとおっしゃっていました。これらの質問を通して、お二方のバックグラウンドを垣間見る事も出来ました。

お二方とも建築に対する熱意がトーク全体から伝わってきましたし、普段建築家の方の話を聞く機会はないのでとても興味深くお話を伺いました。
「大分の建築家×BEPPU PROJECT」は残り二回、今週土曜はBEPPU PROJECT事務所のリノベーションを行った光浦高史氏(DABURA共同主宰)、日曜はplatform06のリノベーションを行った土田眞市氏(ASmATELIER)お呼びしての講座となっております。参加のご予約、講座の内容はこちらです、是非ご参加ください。

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大分の建築家×BEPPU PROJECT 第1回
日時:11月12日(土)13:00~14:30
会場:platform01
講師:塩塚隆生氏(株式会社 塩塚隆生アトリエ)
参加者:6名
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大分の建築家×BEPPU PROJECT 第2回
日時:11月13日(日)13:00~14:30
会場:platform03 APUさくらまちカフェ
講師:天野 茂氏(有限会社 建築 工房チーム21)
参加者:9名
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