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「ベップ・アート・マンス 2011」ありがとうございました!

11月1日〜30日まで開催した、「ベップ・アート・マンス 2011」。おかげさまで無事に閉幕しました。
プログラム登録者としてご参加いただいた皆さん、鑑賞・体験された皆さん本当にありがとうございました!
市民の自発的な芸術振興事業を、微力ながらお手伝いさせていただくために、昨年より「ベップ・アート・マンス」を開催しています。
2009年の「混浴温泉世界」以降、アート関係者が十数名別府に移り住んできてくれました。また、市民による文化団体がいくつか発足し活動を続けています。市内には以前から文化活動を行っている団体や個人がいて、今後も少しずつその数は増えていくことでしょう。こういう方々の発表の場をつくる、一人でも多くの方に紹介することを目的に企画した事業です。

去年と今年の「ベップ・アート・マンス」を比較してみます。

参加団体数はH22が27団体/43企画、H23が57団体/87企画とそれぞれ倍増しています。
シンポジウム参加者数はH22が3,930名、H23は11,737名と約3倍となりました。
BP使用枚数はH22が1,643BP、H23が10,263BP。BP加盟店はH22が20店舗、H23が101店舗と、「旅手帖beppu」の影響もあり大きく成長しました。

※2011年12月12日集計。現在まだ集計途中なので、今後若干数字が変わってくることがあります。正確な数字は2012年1月に完成予定の報告書を参照ください。BEPPU PROJECTのHPからもダウンロード出来るようにする予定です。

「混浴温泉世界 2009」を開催して一番の課題が「市民の参加者(鑑賞者、発表者、関係者)が少ない」ということでした。全国の評価(例:メディア露出広告換算合計=約30億円)に対して、地域の理解が少ないと言う、同様の事業では割とよくある状況の中、これをいかに改善していくか、「混浴温泉世界 2009」閉幕時からこの課題にかなりの時間を割いてきました。

詳細は下記を参照ください。

bmwbam.jpg

「混浴温泉世界」は、乱暴に言えば全国のニッチマーケットを対象とした事業、言わば「新進歌手のコンサート型」で、「ベップ・アート・マンス」は、市民を対象とする「子どものピアノの発表会型」とも言えるでしょうか? この様なまとめは乱暴すぎるかもしれませんね。


来年、2012年はいよいよ「混浴温泉世界」の第二回目の開催が控えています。
会期は2012年10月6日(土)〜12月2日(日)にかけて開催します。参加アーティストの作品は全て、別府のためにつくられた新作です。
そして、「ベップ・アート・マンス」も同じ時期に開催します。

今年のベニス・ビエンナーレで金獅子賞を受賞したクリスチャン・マークレーや、現在ヒューゴ・ボス賞にノミネートされているチウ・ジージェなどそうそうたる方による作品発表とともに、例えば一別府市民のおじいさんによる「盆栽」の展示を来年の別府では同時に見ることができるでしょう。
大きなものから小さなもの、有名・無名、とにかくいろいろな価値観が、来年の別府では同じ土俵に上がります。是非体験してくださいね。

下の写真は、今年の「ベップ・アート・マンス 2011」報告会の様子です。

IMG_0167.JPG

プログラム登録者による熱い議論が交わされました。ご参加いただいた皆さんありがとうございました。
別府で古くからまちづくり運動をされてこられた我々の大先輩、河村健一さんの言葉が印象的でした。

「誰かが何かをしてくれると期待したり望んだり頼んだりすることから始めるのではなく、一人ひとりが自発的に一歩前に進もう。そしてより良く変えていくように協力しあおう」

感動しました。

山出淳也

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