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KASHIMA 2011 BEPPU ARTIST IN RESIDENCE vol.4 捩子ぴじん 成果発表公演の報告
先週末、永久別府劇場にてアーティストトークを行った、振付家・ダンサーの捩子ぴじんさんの成果発表公演「観光/field work」が行われました。
開場後、上演開始までは、激しく滝に打たれる捩子さんの様子が上映されました。
寒さに絶えながらひたすら滝に打たれる捩子さんの姿に、鑑賞している自分の体が冷たくなっていくようでした。
上演開始
映像が終り、静かに舞台に現れた捩子さん。
しなやかな身体の動きに、息をのみます。
衣服を脱ぎ、回転台の中心にお供え物のように置かれた金粉を湯桶でとく。
徐々に身体になめらかな手つきで金粉を塗り、みるみるうちに暗闇で光る黄金の生物と化していきます・・・
と、そこへスーツを来た男性が・・・?!
何やら別府市の中心市街地のマップを手に、町歩きのご案内をはじめました!
別府湾沿いにあるホテル「望海」のフロントマンの方です。
とてもにこやかでなんとも軽快なご案内に、公演終了後は町歩きに繰り出したくなるようでした。
もくもくと自らの身体に金粉を塗る捩子さんと、温厚にご案内し続けるフロントマン・・・
なんとも不思議な光景です。
最後は、フロントマンの方が手の届かないところをお手伝い。
さきほどまで和やかだった会場の空気が一変。
ステージには黄金に輝く捩子さんが1人。
音楽に合わせて身体を波のようになびかせ、さも自分に迫って来るような感覚に陥るパフォーマンス。
アーティストトークで「別府に奉納するような気持ちで取り組む」と言っていた捩子さん。
この成果公演はある意味での儀式ではないでしょうか。
ソロでパフォーマンスを行った後は、
別府に来て間もないBEPPU PROJECTのスタッフ2名と、ベテランスタッフ1名とのマンツーマンパフォーマンス。
客席からそれぞれ、フラッとステージに上がり、他愛もない会話を捩子さんと続ける。
【叫び競い合うスタッフと捩子氏】
【長年居る別府、知っているお客さまへ挨拶をするスタッフ】
それらは作られたものではなく、まるでその瞬間が捩子さんのfield workのようでした。
最後の出演スタッフの願いごとを、捩子さんが叶えてくれるとのこと。
スタッフからの希望は「握手。」
ぐるぐると切り替わる永久劇場の中で、鑑賞者も捩子さんと共に別府をfield workしたようでした。
ご来場いただきました皆さま、そしてパフォーマンスをされた捩子さん、どうもありとうございました。
BEPPU PROJECT 赤木
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