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KASHIMA2012 vol.3 伊藤存「刺繍会」のご報告

KASHIMA2012 vol.3 伊藤存さんの刺繍会を行いましたので、ご報告いたします。
8月22日(水)、24日(金)、26日(日)の3回、楠銀天街にあるplatform06「わくわく広場」で開きました。

今回で3回目の刺繍会は、アーティスト伊藤存さんが別府に滞在するなかで描いたドローイングを下絵に、別府のおばあちゃんたちが刺繍をするというもの。
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<おばあちゃん「ここは何色で刺したらいいんかえ」
存さん「何色でもええんです、思いついたやつで好きなように」>
何人ものおばあちゃんの大分弁わいわいトークと、存さんのゆったり京都弁。良い雰囲気です
刺繍など初めてのBEPPU PROJECT男性スタッフも、存さんに倣って挑戦してみます。
kashima2012_vol3_08249.jpg
<え?これでいいの?>

途中、存さんの作品づくりを手伝ってくださっている近所のおじいさんが見学にいらっしゃいました。
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<「こういったドローイングを分割して刺繍し、あとで繋ぎ合わせるんです」>
存さんのお召しになっているTシャツのマークが「?」なので、存さんが質問をしているみたいですが...質問をしているのはおじいちゃんです。

おばあちゃんたちががんばってたくさん刺繍をしてくださったので、下絵が足りなくなりました。急遽 下絵の準備をしはじめる存さん。
KASHIMA2012_vol3_08245.jpg
<存さん作業の手元!!>

刺繍のとちゅうで時間がきてしまったおばあちゃんには、宿題としてお持ち帰りいただくことにします。
KASHIMA201_ vol3_08246.jpg
<よろしくおねがいしますね。>
おばあちゃんがた、存さん、おつかれさまでした。


この刺繍作品をふくめた伊藤存さんの展覧会は、platform05にて11月3日(土・祝)より始まります。
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展覧会タイトル『別府のミミック』
2010年から数回の滞在で別府の持つ独特の造形感覚や自然に接してきました。地形的な特徴と人々の生み出す造形が、バランス感覚を超え、合わさった別府の渾然さは、作品に面白くヒントを与えてくれています。「platform06/わくわく広場」の刺繍会では婦人会の方々と別府の風景や植木達をモチーフに刺繍を制作。そして、おそらく別府最高齢の造形家、檜垣隆二さんによるペイントの立体。それらの共同作品と、別府の自然をモチーフにした様々な作品を「platform05」で一つの作品として、マクロもミクロも一体化させる予定です。

伊藤存 プロフィール
1971年、大阪生まれ。動植物や人をモチーフとする刺繍・映像作品などを制作している。糸の盛り上がり、針の運びによる表現は、でこぼこした味わい深い輪郭線をもち、触覚にも訴えかけながらわたしたちの意識に入り込んでくる。物の輪郭はしばしば行方不明となり、モチーフが不可解に混ざり合って配置され、全体が作られる。謎かけのようなタイトルが付された作品はユーモアにくるまれる。
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みなさまどうぞおたのしみに。

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