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アルテラジオ パブリックリスニング@大分

大分市街地のレストラン ガーデンダイニング・アプレシエ。にてアルテラジオのイベント「パブリックリスニング」を行いました。
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<正面左から仏語通訳の紅葉谷さん、アルテラジオのクリストフ、同じくシルバン>
パブリックリスニングでは、アルテラジオの過去作が彼らの解説つきで紹介されました。観客は椅子に座りスピーカーに向き合って、じっとしずかに彼らのラジオアートの世界に浸ります。シナリオを作るシルバンと、音声を編集するクリストフ、双方がコメントをしたり質問に答えたりしてくれます。

作品はぜんぶで8作上演されました。短くて14秒、長いものだと20分近い作品たち。台詞が入っていても日本語ではないし、ビジュアルはもちろん無い。すぐに飽きてしまうんじゃないかな...?と正直心配していました。
しかし、1作目が流れ始めたとたん、杞憂だったとわかりました。すばらしい音の立体感とドラマティックな構成で、音だけでじゅうぶん心をわくわくさせてくれるんです! 1作目が終わった途端、観客の口から感嘆の声が漏れ拍手が沸き起こりました!!
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<シルバンの解説を真剣に聴く観客のみなさん>

シルバンは、作品の解説だけでなく、なぜパブリックリスニングを開催するのかについても話してくれました。
アルテラジオはインターネットラジオ局であり、リスナーがそれを聴く手段は個人のパソコン、スマートフォン、タブレット端末等 です。その性質上、非常に閉じられた個の空間で聴かれることが多いのですが、シルバン自身はそのことについて危惧感もあります。多くの人で空間を共有し、想いを語り合う、その大切さを思い出すためにできるのがパブリックリスニングなのだ。

シルバンと話していると、いつだって皮肉たっぷりで驚かされます。しかし同時に、単なるシナリオライティングではなくジャーナリストとしての視点をしっかりと据えた作品づくりに情熱を注いでいる様を感じます。

トフはシルバンとは対称的にもの静かですが、とっても気さくだし、いつだって音集めに余念のない姿は可愛らしいほどです。そのうえ作品の質の高さは比類ありません。シルバンはトフをとても信頼しています。



さて、じっと聴いたあとは、みんなでティータイム。甘いものを食べて心をほぐして、作品の感想を語りあいましょう、というBEPPU PROJECTのフランス人スタッフ マリアンヌのアイディアです。
賛同してくださったアプレシエ。のシェフが、とくべつにひとくちサイズのケーキを用意してくださいましたー!ありがとうございます!!
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<きれいな市松模様!>

次回のパブリックリスニングは、2月第4週に別府市内で、3月8日(金)に福岡市 art space tetra で予定しています。詳細はブログの「KASHIMA2013おしらせ」カテゴリ等でお知らせいたしますので、おたのしみに。

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おまけ。お天気のよいテラスで寛ぐ、アーティストやばんだいさんたち。冬の青空はヨーロッパの方にはめずらしく、九州の冬がうらやましいんだそうです。
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<左から、センワン、エロディ、トフの彼女、ばんだいさんのアベさん>

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