移動行為によってゆらぐ制度や精神を、未知として探検し、その刹那に生じる事態から芸術の起こりをさぐる。主な活動に〈ニューヨーク方面へヒッチハイク〉〈一人じゃ運べないリヤカーで旅をする〉〈タイヤひっぱり台湾一周〉など。
移動と制作の包括的な実践体系「芸術探検」を思索している。
秦 雅則 (はた まさのり)/入居年:2021年〜
1984年生まれ。2008年にキャノン写真新世紀グランプリを受賞後、2009年に企画ギャラリー明るい部屋を設立し運営。その後、2011年に出版レーベルA組織を設立し写真集を始めとした多くの出版物を制作。主な著作として『鏡と心中』『ZOI&HEO』『今日、心の中は怪獣の戦争』があり、編著に『二十二世紀写真史』、共著に『写真か? ~鷹野隆大・秦 雅則対談集~』がある。
東 智恵 (ひがし ともえ)/入居年:2021年〜
日本の画家。英国の歴史的な街、バースのファインアート修士課程を卒業。何層にも重なったレイヤーの中の色やモチーフを通して、自身の経験、想いを表現する絵を描く。描いた絵にオーラを纏わせ見る人の目を惹きつけるが、本質的なメッセージは作者のみ知る。
宗久典高 (むねひさ のりたか)/入居年:2021年〜
1988年広島県生まれの切子ガラス作家。ガラス工芸の専門学校を卒業後、鹿児島県と埼玉県で日本の伝統的なガラス技法である切子を学ぶ。伝統の技法を用いつつ、従来にない新しいガラス表現を求めて制作している。
森本凌司 (もりもと りょうじ)/入居年:2021年〜
1994年生まれ。バース・スパ大学にてテキスタイルを専攻。糸を用いた作品を主に制作する。最近では写真をプリントした布同士を縫い合わせ、縫うという行為を模索。毎月別府駅高架下のアートスペース現実にて制作経過を発表。