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2月開催!ダンスと音楽のパフォーマンスのお知らせ

寒い冬をほっこりじんわりあたためる、すてきなパフォーマンス公演を2本開催します。一つは、ジャワ舞踊家と打楽器奏者と、造形作家による、パフォーマンス町歩きツアーもう一つは、昨年永久別府劇場にもやってきたミニマルなアンサンブルユニットによる日本家屋のための音楽会です。
2/4(水)19:00〜 「ぽっくぽくな夜 〜ジャワと竹と音楽と〜」

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2014年、打楽器奏者・作曲家の片岡祐介(東京)、ジャワ舞踊家の佐久間新(大阪)と、山香町のアトリエで造形や即興音楽のワークショップに竹楽器など多彩な表現活動を行う木村秀和が出会いました。
きっかけは、障がいのある方、高齢者の方々との即興表現。
背景は違えど、3人の表現は、目の前に生きている場、時、人、空気に呼応して生まれます。
今回は、別府名物・竹瓦温泉を出発し、古い記憶が刻まれた路地裏を、3人と練り歩きながら会場へ向かいます。
寒い冬の温泉地から、ジョグジャカルタの熱い夜まで。

日時:2015年2月4日(水)19:00
集合場所:竹瓦温泉前(別府市元町16-23)
パフォーマンス会場:platform07「別府竹細工職人工房」(別府市元町5-18)
料金:1500円(中学生以下無料)
定員:30名
予約・問い合わせ:furuhara@beppuproject.com(古原) 
(件名を「ぽっくぽくな夜 予約」として、①名前②参加人数③電話番号をお知らせください。)
主催:NPO法人BEPPU PROJECT、STUDIO 904
※路地を練り歩く時間がありますので、あたたかな格好でお越し下さい。

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片岡 祐介 Yusuke Kataoka
1969年生まれ。愛知県豊橋市で育つ。少年時代に独学で、木琴やピアノの演奏をはじめる。 名古屋市立菊里高校音楽科を経て、東京音楽大学で打楽器を学ぶ。商業的なスタジオミュージシャンを経て、1997年~2000年に岐阜県音楽療法研究所に研究員として勤務。障害者施設や高齢者施設、病院などの様々な場所で、即興音楽セッションを行う。 2006年度、NHK教育テレビのエキセントリックな音楽番組「あいのて」に「黄色のあいのてさん」としてレギュラー出演し反響を呼ぶ。マリンバ奏者として、新作の委嘱、演奏活動を数多くおこなっている。CDに片岡祐介と子どもたち「ポリフォニック・パーカッション」(NPO法人クリエイティブサポートLet's)、著書に「CDブック 音楽ってどうやるの」(野村誠と共著:あおぞら音楽社)がある。 2012年度と2013年度、京都女子大学と京都造形芸術大学の非常勤講師をつとめる。現在東京都在住。

木村 秀和 Hidekazu Kimura
東京造形大学で彫刻を学ぶ。大分移住後、森林組合で山仕事に携わる。2000年に作業中の事故で脊椎を損傷し、車椅子の生活となる。現在、知覚をテーマにした造形ワークショップや即興表現の音楽ワークショップを工夫して行なっている。杵築市山香町在住。アトリエHoppe四辻店主宰。

佐久間 新 Shin Sakuma
1968年大阪生まれ。二十歳の頃、流れる水のように舞うジャワの舞踊家ベン・スハルト氏に出会い、自分のご先祖さまに会ったと確信する。その後、インドネシア芸術大学への留学を経て、現在は山里に暮らしながら、伝統舞踊におけるからだのありようを探求する中から、「コラボ、即興、コミュニケーション」に関わるプロジェクトを推進中。からだに問いかけることから生まれる言葉で話す「からだトーク」(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター)、障がいのある人と新しいダンスを創作する通所授産施設たんぽぽの家との取り組み等。

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2/15(日)19:00〜 「カネタタキ 日本家屋のための音楽会 in山田別荘」

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2014年、永久別府劇場にやってきたミニキーボードと卓上木琴、鉄琴のユニット「カネタタキ」が、別府に帰ってきます!
お客さん参加型で暖かな雰囲気の音楽会では、劇場の回転ステージを活かした「回転寿司セッション」が大好評でした。
今回の舞台は昭和初期に建てられた別府の温泉旅館山田別荘。
もともと日本家屋のための音楽ユニットとして生まれた「カネタタキ」にぴったりな場です!
会場の都合上、15名限定の音楽会となります。
極上の音楽の時間を味わいに、ぜひ足をお運びください。
※会場のアップライトピアノによるセルフ前座有り!

日時:2015年2月15日(日)19:00
会場:山田別荘(別府市北浜3-2-18)
料金:1500円(中学生以下無料)
定員:15名(要予約)
予約・問い合わせ:furuhara@beppuproject.com(古原)
(件名を「カネタタキ 予約」として、①名前②参加人数③電話番号をお知らせください。)
主催:NPO法人BEPPU PROJECT、STUDIO 904
協力:山田別荘

パフォーマンス画像.004.jpgカネタタキ
2012年に、鈴木潤(ミニキーボード)と片岡祐介(卓上木琴、鉄琴)の二人で結成されたミニマルなアンサンブル。小さな音量と繊細な演奏が特徴。おもに鈴木潤が譜面上に作曲したキュートな小品を演奏する。これまで「建具を愛でる演奏会」@浜松 万年橋パークビル(2012)や、「卓上音楽祭」@京都、甘夏カフェ(2013)、などに出演。「カネタタキ」は虫の名前。よく家の中に入ってきてチチチチチと鳴く。
ゆるいけど厳密。端正だけど表情豊か。カネタタキの音楽はそういう美少女っぽさがある。おっさんだけど。  ー下村泰史ー

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BEPPU PROJECTは、福祉施設や学校、児童館など、劇場や展覧会とは違った場にアートをおとどけする活動を行っています。
実は片岡祐介さん、木村秀和さん、佐久間新さん、鈴木潤さんは、こういったワークショップ事業のために大分にしばしば来県してくださっている方達です。

教育や福祉の現場にプロのアーティストが入っていくと、さまざまなことが起こります。
子どもたちやお年寄り障がいのある方は、おもしろいアーティストたちとの出会いによって、創造性が刺激されたり表現したい気持ちが湧いてきたり。
先生や施設の職員さんは、違った視点から子どもたちを再発見できたり、いつものやり方にひと工夫するきっかけとなったり。
そしてアーティストたちは、年齢や身体、置かれている場もさまざまな人たちと「芸術」をやることから、いつもは得られない何かをそれぞれ持ち帰っていきます。
関わる人みんなが、気持ちと身体をいっぱい使って、真剣に楽しい!と思えるような刺激的な現場です。

今回パフォーマンスを行うみなさんは、そんな風にいろいろな人たちとつくる「芸術」を心から楽しむ人たちです。
場、時、人、空気に呼応して生まれる芸術の時間。
気持ちと身体をいっぱい使って、味わいに来てくださいね。