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DABURA.m個展 メインビジュアル デザイン:浦川彰太 (omote)

transition #01 DABURA.m個展 -持続可能な社会をつくる建築家の試み-

業概要

別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』にて、別府から世界に羽ばたく過渡期 (transition) にあるアーティスト・クリエイターを紹介する展覧会『transition』。第1弾となる今回は、建築家 DABURA.m (ダブラエム) による個展『DABURA.m 個展 -持続可能な社会をつくる建築家の試み-』を開催しました。
DABURA.mは、持続可能な文化としての建築と地域づくりを目指して、建築設計、空間再生、地域デザインに取り組んでいます。土地の魅力を引き出しながら、都市そのもののあり方をシフトチェンジしていくため、他分野とも積極的に協働するプロジェクトのあり方は、国内外で数々の賞を受賞するなど、国際的に高く評価されています。
本展は、DABURA.mにとって初の個展となりました。建築という触媒を通して、持続可能な社会を目指し、別府から世界へと発信し続ける建築家の試みをご覧いただきました。

名 称transition #01 DABURA.m個展 -持続可能な社会をつくる建築家の試み-
会 期2023年8月26日(土)~10月9日(月・祝) 火・水休み
時 間11:00~17:00
会 場別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』展示室 (別府市末広町1-3 レンガホール1階)、
HAJIMARI Beppu(別府市千代町5-1)
料 金無料
Webhttps://transitbeppu.com/news/news-320
主 催NPO法人 BEPPU PROJECT
協 力 別府市、一般社団法人 別府市産業連携・協働プラットフォーム B-biz LINK
助 成文化庁文化芸術振興費補助金 (舞台芸術等総合支援事業 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会

■プロフィール

DABURA.m          

建築設計、空間再生、地域デザインに取り組む建築設計事務所。別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』(2023年) をはじめ、ホテル『GALLERIA MIDOBARU』(2020年)、大分銀行赤レンガ館の再生 (2018年)、立命館アジア太平洋大学のA棟4階ホール (2014年) など多くの建築を手がけ、大分県立美術館前にて実施された社会実験『カドウ建築の宴』(2021年) も企画した。代表の光浦は、大分大学理工学部、日本文理大学工学部の非常勤講師も務める。『グッドデザイン賞・ベスト100』をはじめ、『ABB LEAF  Awards』(欧州、2021年)、『Design For Asia Awards』(香港、2021年) ほか、国内外のアワードにて多数受賞・入選。

 

■展示詳細

DABURA.mのこれまでの活動の取り組みを多角的に紹介する展示を、『TRANSIT』展示室とHAJIMARI Beppuの2会場で開催しました。『TRANSIT』展示室ではサイトスペシフィックなアートホテル『GALLERIA MIDOBARU』のリサーチから完成までの行程を追体験していただける展示を、『HAJIMARI Beppu』では、『GALLERIA MIDOBARU』以降、大分県内で手がけた建築やプロジェクトを建築模型・パネル展示を交えて紹介しました。

 

展示会場① 別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』

紹介作品・プロジェクト:『GALLERIA MIDOBARU』(2020年) 

 

展示会場② HAJIMARI Beppu

紹介作品・プロジェクト:『U meme Lab.(ユーミームラボ)』(2023年)、『鷹来屋ガーデンささら』(2023年)、『大分いちごこども園』(2022年) ほか地域デザインに関するプロジェクトなど

 

■会期中のイベント   

クロストーク「土地の力を呼び起こす建築とは」

MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの原田真宏をゲストに迎え、DABURA.m 光浦高史とのクロストークをおこないます。土地と対話し、その力を引き出す建築によって都市そのものに影響を与える2人。さまざまな事例を紹介しながら、建築の持つ力について語りました。

登 壇 者:原田真宏 (建築家、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO 共同主宰)、 

     光浦高史 (DABURA.m 株式会社 代表取締役)

進  行:堀切春水 (NPO法人 BEPPU PROJECT プロジェクトマネージャー)

開催日時:2023年8月31日(木) 18:30~20:00

会  場:レンガホール2階 多目的ホール (別府市末広町1番3号)

定  員:50名 ※要予約・先着順

 

登壇者プロフィール 

原田真宏 (建築家、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO 共同主宰、芝浦工業大学 教授)

1973年静岡県生まれ。1997年芝浦工業大学大学院建設工学専攻修了。隈研吾建築都市設計事務所 (1997~2000年)、文化庁芸術家海外派遣研修員制度を受け、ホセ・アントニオ&エリアス・トーレス アーキテクツ (バルセロナ、2001~2002年)、磯崎新アトリエ (2003年) を経て、2004年に原田麻魚とともにMOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO設立。2016年より芝浦工業大学 建築学部建築学科 教授。受賞歴は日本建築学会賞 (作品)「道の駅ましこ」 (2020年)、JIA優秀建築賞「Entô」(2023年) など。

http://fuji-studio.jp

 

光浦高史 (DABURA.m 株式会社 代表取締役、大分大学理工学部・日本文理大学 非常勤講師)

1977年神奈川県川崎市生まれ。2000年早稲田大学理工学部建築学科卒業後、青木茂建築工房に入社し大分へ移住。同社では、『佐伯市蒲江海の資料館』をはじめとする再生建築、保養施設、地域再生計画などを担当。青木 茂氏の著作や学術研究にも携わる。2009年池浦 順一郎とDABURAを設立、共同主宰。2014年DABURA.mに改組、代表。2015年DABURA.m 株式会社に改組、代表取締役。2021年中古ビルを購入し、別府市の現所在地に移転。ビルは宿『HAJIMARI Beppu』とし、地域に開かれた拠点として2023年9月オープン予定。

https://dabura-m.info

 

関連企画

ベップ・アート・サマースクール「建築家とつくろう! 1日限りの秘密基地

『DABURA.m』が発明した、同じかたちのパーツをいくつも組み合わせることでだれでも「空間」をつくることができる建築キット『KU-SHI』を使って、秘密基地をつくるワークショップを実施しました。

講  師:DABURA.m

開催日時:2023年8月26日(土) 11:00~17:00

会  場:レンガホール2階多目的ホール

対  象:小中学生

参 加  料:無料・予約不要

助  成:公益財団法人 ノエビアグリーン財団