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『ゆめはくカフェ』 開催のお知らせ

BEPPU PROJECT | 2021.5.11

 

山口県央連携都市圏域(山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町) では、山口ゆめ回廊博覧会が開催される7市町をつなぐリレー形式のトークイベント『ゆめはくカフェ』を実施します。

それぞれの市町で活躍するキーパーソンがホスト役を務め、圏域外で活躍するアーティストやクリエイターをゲストに迎えて、両者の対話を通して地域の魅力を掘り起こしていきます。

進行は山口ゆめ回廊博覧会をプロデュースする山出淳也(BEPPU PROJECT代表)、聞き手はクリエイティブ・ディレクターの服部滋樹(graf代表) が務めます。

 

ゆめはくカフェ 開催概要

参加費:500円(お茶代)
定員:各回15名(抽選)
申込方法:ご希望のイベントの番号①〜⑦・氏名・電話番号・住所を明記のうえ、各開催日の10日前までにメールでお申し込みください。
申込先アドレス:info@yumehaku.jp
お問い合わせ:080-4272-0824(BEPPU PROJECT・山口ゆめ回廊博覧会 ゆめはくカフェ担当)
※抽選結果は各開催日1週間前までにメールで通知します。

 

  • ①「芸術文化のコミュニティ・派生するサロン」
    室町時代の大内文化を受け継ぎ、今も芸術・文化が盛んな山口市。市内に数多くある芸術・文化に関連した施設やコミュニティの活動を知り、それぞれの役割や関係性、今後の連携について考えます。

    ゲスト:藤 浩志(美術家秋田市文化創造館館長)
    地域ホスト:明日香 健輔(阿東文庫)、渡邉朋也(YCAM)
    日時:2021年5月15日(土)14:00〜
    会場:阿東文庫(山口市阿東徳佐上新田亀山 旧亀山小学校)
    →新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑み、オンラインで開催いたします。事前申込は不要です。
    こちらよりご参加ください。
  • ②「産業と暮らしの嗜み方」
    日本の夕陽百選に選ばれた焼野海岸や見事な地層や岩場が見られる本山岬公園、九州・四国までも望める竜王山公園など、美しい景観に恵まれた山陽小野田市。この地に移住し活動を続けるガラス造形作家と気鋭の建築家が、地域の産業とそこに暮らす魅力を語らいます。

    ゲスト:藤原徹平(建築家)
    地域ホスト:池本美和(ガラス造形作家)
    日時:2021年5月23日(日) 14:00〜
    会場:ソル・ポ二エンテ(山口県山陽小野田市小野田760)
    →新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑み、オンラインで開催いたします。事前申込は不要です。
    こちらよりご参加ください。


  • ③「楽しみを発掘する」
    広大なカルスト大地や鍾乳洞などを資源とした観光が盛んな美祢市。「誰もが3億年の旅をしたくなる」をコンセプトに、原付バイクの貸し出し、ケイビングツアーといったアクティビティを提供するゲストハウス&カフェパブ TRIP BASE COCONEELを事例に、地域の楽しみ方の発掘・創出について語り合います。

    ゲスト:梅原 真(デザイナー)
    地域ホスト:松田寛之(秋吉台ゲストハウスTRIP BASE COCONEEL)
    日時:2021年6月12日(土) 15:30〜
    場所:アンニヴェルサリオ・リストランテ ラルゴ (山口県美祢市秋芳町秋吉50 秋吉台国際芸術村内)
    →新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑み、オンラインで開催いたします。事前申込は不要です。
    こちらよりご参加ください。
  • ④「旅と交流」
    江戸時代の地図がそのまま使える城下町・萩市のゲストハウスrucoで、旅と交流をテーマにトーク。宿泊客にはリピーターも多く、移住してくる人もいるというrucoの事例から、人との交流や旅をすることで生まれるものについてお話しします。

    ゲスト:松浦 弥太郎(エッセイスト・クリエイティブディレクター)
    地域ホスト:塩満直弘(ruco)
    日時:2021年6月19日(土) 14:00〜
    場所:萩ゲストハウス ruco (山口県萩市唐樋町92)
    →新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑み、オンラインで開催いたします。事前申込は不要です。
    こちらよりご参加ください。
  • ⑤「発酵・日々たべること」
    毎日の食卓に欠かせない醤油や味噌などの醸造業が盛んな防府市。家で過ごす時間が増え、日常の何気ないことがかけがえのないことになった今、食にまつわるあれこれをテーマにトークします。

    ゲスト:高山なおみ(料理家・文筆家)
    地域ホスト:光浦 健太郎 (光浦醸造)
    日時:2021年6月26日(土) 14:00〜
    場所:お茶室 芳松庵 (山口県防府市松崎町14-1 防府天満宮内)
  • ⑥「医食同源」
    会場となる糧は、津和野町で国指定名勝旧堀氏庭園の一部として文化財指定された、旧畑迫病院内で運営される医食同源をコンセプトとした場。津和野の暮らしや医食同源を体現することで見えてきたもの、またこれから目指すものをテーマにお話しします。

    ゲスト:稲葉俊郎(医師・医学博士)
    地域ホスト:大江健太(糧)
    日時:2021年7月10日(土) 14:00〜
    場所:糧(かて) (島根県鹿足郡津和野町邑輝829-1 医食の学び舎・旧畑迫病院内)
  • ⑦「伝統から紐づく暮らし」
    自然と産業がバランスよく混在する宇部市。そこで明治から続く永山本家酒造場が大切にしてきたものや地域との関わりについて知るとともに、変わりゆく時代の中で遺したい伝統や景観、受け継がれていく産業と生活、そこに住む人たちの幸せについて考察します。

    ゲスト:田中元子(株式会社グランドレベル代表取締役社長・喫茶ランドリーオーナー)
    地域ホスト:永山貴博(永山本家酒造場)
    日時:2021年7月18日(日)14:00〜
    場所:igual coffee(山口県宇部市車地138 永山本家酒造場2F)

 

山口ゆめ回廊博覧会 開催概要

  • 会期:2021年7月1日(木)〜2021年12月31日(金)
  • 会場:山口県央連携都市圏域(山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町)
  • Webサイト:https://yumehaku.jp

 

補足

■山口市

<ゲスト>

藤 浩志(美術家)









美術家、秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科教授。
奄美大島出身の両親の影響で大島紬周辺で遊ぶ。京都市立芸術大学在学中演劇活動に没頭した後、地域をフィールドとした表現活動を志し、全国各地の現場でプロジェクト型の表現を模索。同大学院修了後パプアニューギニア国立芸術学校に勤務し原初的表現と社会学に出会い、バブル崩壊期の再開発業者・都市計画事務所勤務を経て土地と都市を学ぶ。「地域資源・適性技術・協力関係」を活用したデモンストレーション型の美術表現により「対話と地域実験」を実践。 https://www.fujistudio.co

 

<地域ホスト>

明日香 健輔(阿東文庫)








1964年大阪府生まれ。神戸大学経営学部経営学科Ⅱ課卒業。2002年㈲FirstClassを設立。2007年山口県阿東町(現山口市)に移住。移住後は廃校を活用した図書館「阿東文庫」の運営や、地元老舗和菓子屋を継業しリニュアルオープンし、本業、家業、副業、事業の複業を日々こなしている。

2014年にYCAMの主催する「RADLOCAL」に参加。また同じくYCAMの主催する「地域に潜るアジア:参加するオープン・ラボラトリー」を契機に、一般社団法人SpedagiJapanを設立してバンブーバイクの開発と活用に取り組む。

 

渡邉朋也(YCAM)

 








©︎山本悠挿し絵事務所
1984年東京都生まれ、山口市在住。コンピュータやインターネットといったメディアテクノロジーをベースに、インスタレーション、映像作品、ダジャレ、エッセイなどを制作する。主なグループ展に「transmediale 2014」(2014年/ドイツ・ベルリン)、「のせでんアートライン2019」(2019年/兵庫+大阪)。主な個展に「信頼と実績」(2017年/京都)。著書に「SEIKO MIKAMI-三上晴子 記憶と記録」(2019年/NTT出版/馬定延との共編著)がある。山口情報芸術センター[YCAM] アーキヴィスト、ドキュメント・コーディネーター。

 

 

 

■山陽小野田市

<ゲスト>

藤原徹平 (建築家)











1975年神奈川県生まれ。建築家としてだけでなく、多様な領域を越境するアートフェスティバルの企画やまちづくり、教育プログラムのデザインに関わる。主な作品に<等々力の二重円環>、<代々木テラス>、<稲村の森の家>。著書に『7inch Project〈#01〉Teppei Fujiwara』など。 受賞に横浜文化賞文化・芸術奨励賞、日本建築学会作品選集 新人賞、日本建築士会連合賞奨励賞、東京都建築士会住宅建築賞など。2012年より横浜国立大学准教授、2013年より宇部ビエンナーレ運営委員・選考委員・展示委員を務める。

 

<地域ホスト>

池本美和(ガラス造形作家)











1972年広島県生まれ。山陽小野田市在住ガラス造形作家。きららガラス未来館では講師を務め、地域振興まちづくりの一環として、756人によるガラス絵画設置(山陽小野田市民病院)等参加型ガラス体験イベント企画を行う。また作家活動は吹きガラスによって建築空間への作品設置やテーブルウェア制作を手がける。主な作品は、銀座レカン、シャンデリア、ANAインターコンチネンタルリゾート石垣アートワーク制作等。第1回現代ガラス展in山陽小野田準大賞受賞。第5回現代ガラス展よりスーパーバイザーを務める。

 

 

■美祢市

<ゲスト>

梅原真(デザイナー)










高知県生まれ。デザイナー。高知県在住。高知というローカルに拠点を置き「一次産業×デザイン=風景」という方程式で活動する。かつおを藁で焼く「一本釣り・藁焼きたたき」。柚子しかない村の「ぽん酢しょうゆ・ゆずの村」。荒れ果てた栗の山から「しまんと地栗」。砂浜しかない町の巨大ミュージアム「砂浜美術館」。どこにでもある新聞から「しまんと新聞ばっぐ」。秋田県の「あきたびじょん」。島根県の離島、海士町の「ないものはない」のプロデュースなど。「土地の力を引き出すデザイン」で2016毎日デザイン賞・特別賞。武蔵野美術大学客員教授。

 

<地域ホスト>

松田寛之(秋吉台ゲストハウスTRIP BASE COCONEEL)

1981年美祢市生まれ。22歳で上京しインディーズバンドで活動。35歳で初めてサラリーマンとなる。たくさんの人と出会う中で人の世界観を聞くことが楽しく、人と関われる仕事を作りたいと思い、2019年9月に秋吉台ゲストハウスTRIP BASE COCONEELを開業。美祢市の魅力を最大限に伝えるべく、未公開の洞窟を探検できるケイビングツアーや原付バイクで旅をするサービスを展開。

 

 

■萩市

<ゲスト>

松浦弥太郎(エッセイスト・クリエイティブディレクター)













1965年東京都生まれ。エッセイスト、クリエイティブディレクター。アメリカ書店文化に触れ、エムアンドカンパニーブックセラーズをスタート。2003年にセレクトブック書店「COWBOOKS」を中目黒にオープン。2005年から『暮しの手帖』の編集長を9年間務め、その後、ウェブメディア「くらしのきほん」を立ち上げる。(株)おいしい健康・共同CEO。様々な企業の顧問としても活躍。「今日もていねいに」「考え方のコツ」「100の基本」他、著書多数。

 

<地域ホスト>

塩満直弘 (ruco)

 









1984年萩市生まれ。 カナダ、アメリカ、神奈川を経て、萩市へUターン。ゲストハウス「ruco」を2013年に開業。2020年8月には、JR西日本とタイアップして、山陰本線沿いの阿川駅をリユースしたカフェスタンド「Agawa」をオープン。

 

 

■防府市

<ゲスト>

高山なおみ(料理家、文筆家)













1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て料理家に。文筆家としての顔も持つ。近著に『自炊。何にしようか』(朝日新聞出版)、『気ぬけごはん2』(暮しの手帖社)、『日めくりだより』(扶桑社)。絵本に『みそしるをつくる』(共に写真・長野陽一、ブロンズ新社)、『みどりのあらし』(絵・中野真典、岩崎書店)がある。神戸在住。

 

<地域ホスト>

光浦健太郎 (光浦醸造)









1977年生まれ、防府市出身。東京農業大学で醸造を学び、卒業後すぐに光浦醸造を継業。独学でデザイン、ウェブ制作を学び、自社のパッケージデザインやウェブサイトも手がける。麦みそという地域の味を守りつつも、乾燥レモン付き紅茶「フロートレモンティー」など、新しいカテゴリの商品開発にも積極的に取り組み、食卓をより豊かにする食品や道具などの開発をおこなっている。

 

 

■津和野町

<ゲスト>

稲葉俊郎(医師・医学博士)









1979年熊本県生まれ。医師、医学博士、東京大学医学部付属病院循環器内科助教を経て、2020年現在、軽井沢病院副院長・総合診療科医長、信州大学社会基盤研究所特任准教授、東北芸術工科大学客員教授などを兼任(山形ビエンナーレ2020 芸術監督)。著書に『いのちを呼びさますもの』(アノニマ・スタジオ)、『ころころするからだ』(2018年、春秋社)、『からだとこころの健康学』(2019年、NHK出版)など。

 

<地域ホスト>

大江健太(糧)









1986年千葉県出身。糧店主。NPO旧堀氏庭園を守り活かす会。国際理工専門学校卒業。ハウスメーカーの現場監督・営業設計、デザイン事務所のプランナーを経て、食や暮らしについて学べる場所をつくることを構想、2016年末に「糧」を開業する。2019年7月より、リノベーション/まちづくり/環境教育を軸に活動する「高津川デザイン工房」を創業。代表社員就任。

 

■宇部市

<ゲスト>

田中元子(株式会社グランドレベル代表取締役社長・喫茶ランドリーオーナー)









1975年生まれ。株式会社グランドレベル代表取締役社長・喫茶ランドリーオーナー。独学で建築を学び、2004年より、ライター・建築コミュニケーターとして、建築関係のメディアづくりに従事。2016年、株式会社グランドレベルを設立。「1階づくりはまちづくり」という考えのもと、地域の人々が、まちの小さな主役になれるような空間づくり、施設づくり、まちづくりを全国で手がける。2018年、 東京都墨田区に「喫茶ランドリー」をオープン。同店はグッドデザイン賞特別賞 [地域社会デザイン賞]受賞。

 

<地域ホスト>

永山貴博 (永山本家)


















1975年生まれ。(株)永山本家酒造場代表取締役社長、山口県酒造組合酒米対策委員長。カナダインターナショナルカレッジ(バンクーバー)卒業後、国税庁醸造研究所酒類醸造講習、国税庁醸造研究所酒類研修(原料専攻)を修了する。その後、永山本家酒造場の製造業務に携わり、2001年より杜氏となる。2002年、貴の販売を開始。宇部市ものづくりマイスター、一級酒造技能士<厚生労働省認定>、SAKEディプロマ<日本ソムリエ協会認定>などの資格を持つ。

 

 

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