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TOKIWAファンタジア2021 開催

BEPPU PROJECT | 2021.11.24

宇部市 / TOKIWAファンタジア推進協議会は、『TOKIWAファンタジア2021』を2021年11月28日(日)~2022年1月16日(日)まで、ときわ遊園地(山口県宇部市)を開催いたします。

『TOKIWAファンタジア2021』は、市民参加型のイルミネーションイベントです。昨年より、全国で活躍するアーティストも参加。ダイナミックな仕掛けのプロジェクションマッピング、美しく光輝くイルミーネーション、プログラミングを駆使したインタラクティブな作品など、今年も光と音のアートが夜の遊園地を彩ります。

 

 

TOKIWAファンタジア2021 開催概要

会期:2021年11月28日(日)~2022年1月16日(日)

時間:18:00~21:30 (17:30開場)

会場:ときわ遊園地(山口県宇部市則貞3丁目4番1号)

料金:前売り:500円、当日:700円、パスポート:1,000円

高校生以下及び身体障害者手帳などをお持ちの方とその付添いの方1名無料

前売りチケット販売場所:(一社) 宇部観光コンベンション協会、フジグラン宇部、ゆめタウン宇部、楠こもれびの郷、ZOOべニア、ハワイアンリゾートレオラおよびオンライン(https://e-tix.jp/tokiwa-fantasia2021)

 

 

参加アーティスト

穴井佑樹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1987年生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修了。自然の持つメディアとしての力を表現した作品づくりをおこなう。主な作品として、雨をテーマにした作品『in the rain』(2017)や、横浜がかつて海だった頃の景色を標榜する『A Seashore』(2015)、星と人々の記憶をテーマにした『Stardust Memories』(2018)などがある。https://sorauta.net

 

 

作品名:『TOKIWA -移ろいゆく無数の存在を内包したもの-

作品コンセプト (アーティストコメント):

本作品は、脈々と流れる”ときわ”の記憶を、 海辺(宇部の語源の一説ともされる)をモチーフに表現した作品。 

この地を行き交う人々の存在が波を生じさせ、 ひとときの目の前の景色は変わりゆく。 

穏やかな時もあれば、波が荒れる時もあり、 さまざまなうねりを伴いながら、 その土地で刻まれる時が、織り重なっていく。 

無数の存在やそれが起こすあらゆる変化を刻々と確かに内包しながらも、 眼前には、ただありのままの”ときわ”が佇んでいる。 

どんな荒波が来ようともやがては凪に帰す海のように。 

 

【作品プラン

宇部の語源となったとされる「海辺」に着目した作品を制作します。ときわ遊園地内芝生エリアに、LEDとセンサーを取り付けたプレートが点在し、来場者の動きによってセンサーが反応し、プレートが光ります。照らされたプレートが波しぶきや波紋のように、光の海が広がってゆきます。

 

 

中﨑 透

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1976年生まれ。美術家。現在、茨城県水戸市を拠点に活動。看板をモチーフとした作品をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。2006年末より「Nadegata Instant Party」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より「遊戯室 (中崎 透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる。2011年より『プロジェクトFUKUSHIMA!』に参加、主に美術部門のディレクションを担当。https://tohru51.exblog.jp

 

作品名:『うべこべうべべ と あべこべあべべ』

作品コンセプト (アーティストコメント):

うべこべであべこべな、うべべとあべべの大冒険。

いつもなかよしのうべべとあべべが、

いつもの帰り道のつもりが不思議な世界に迷い込む。

謎の生き物や大きなお豆腐、

遠い国から飛んできた真っ赤な凧。

いったい何が起こるのだろうか。

突然始まった、うべべとあべべのワンダーアドベンチャーかもしれないし、

もしかしたらやっぱりいつもの帰り道なのかもしれない。

 

【作品プラン】

架空の物語「うべこべうべべ と あべこべあべべ」の登場キャラクター「うべべ」と「あべべ」がときわ遊園地内に点在し、架空の物語を運びます。各シーンには2人の会話や市内の廃材から作られたオブジェなども設置します。

 

 

中山晃子 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 photo by Haruka Akagi

 

画家。液体から固体までさまざまな材料を相互に反応させて絵を描く『Alive Painting』というパフォーマンスをおこなう。あらゆる現象や現れる色彩を、生物や関係性のメタファーとして作品の中に生き生きと描く。さまざまなメディウムや色彩が渾然となり変化していく作品は、即興的な詩のようでもある。近年では『MUTEK Montreal』などにも出演。http://akiko.co.jp/akikoweb/top.html

 

 

作品タイトル:『海の見る夢』

作品コンセプト (アーティストコメント):

「描く」Drawingと「導き入れる」というDrawing。

この二つの意味を重ねながら、今回の作品「海の見る夢」を描きました。

海はあらゆる情報を運びながら、大陸から大陸へ流れゆきます。

絵の中の流動を未知の海流や河川、に見立てて観察してみると、

乾いた陸地の際の色彩を少しずつ溶かしながら流れるさまや、

泡によって海底があらわになったり、流れの早いところ、遅いところ、あらゆる現象が光景の形を決めていることがわかります。

色彩同士の境界がゆるやかに溶け合いながら、混ざり合って新しい色彩が誕生し、

景色の色と、ある特別な記憶が結びついてふと懐かしい思い出が蘇るように、

流れの中にも、結びついては解けるまぼろしがあるのではないか。

山口県宇部市、そしてときわ公園は海と陸と深い関係性のなかで景色が変化してきた土地、夜の光の中で海の記憶に思いを馳せ、記憶を導き入れるようなドローイングになればと思っています。

 

【作品プラン】

宇部の景色から着想を経て『Alive Painting』シリーズの新作を公開いたします。

 

【中山晃子・パフォーマンス】

『TOKIWAファンタジア2021』参加アーティストの中山晃子によるパフォーマンス『Alive Painting 海の見る夢』を、ときわ遊園地内の体験学習館モンスタにて開催いたします。

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日時:2021年11月28日(日) 17:20~17:50 (受付時間16:40~17:10)

集合場所:ときわ公園正面入口前 (〒755-0003 山口県宇部市則貞3丁目4-1)

※受付時間内に集合場所までお越しください

※車でお越しの方は、有料駐車場(https://www.tokiwapark.jp/parking)をご利用ください

料金:無料

※パフォーマンスは無料ですが、入場の際には『TOKIWAファンタジア2021』の前売券/当日券/パスポートのいずれかをご提示いただきます。

※『TOKIWAファンタジア2021』チケット購入先:https://e-tix.jp/tokiwa-fantasia2021

締め切り日:2021年11月27日(土) 17:00まで ※先着順

定員:30名程度 

※作品の性質上、ご参加は小学生以上に限らせていただきます

申し込み方法:ご参加ご希望の方はお申し込みフォームから申し込みください。

https://pro.form-mailer.jp/fms/df78390d242022

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MES 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 photo by Ayaka Endo 

 

新井 健と谷川 果菜絵が2015年に結成したアーティスト・ユニット。レーザーや仮設資材を多用し、クラブカルチャーと現代美術の接触を試みるなど、マージナルな位置から社会を観測する作品を展開する。近年の活動に 『DISTANCE OF RESISTANCE / 抵抗の距離』(個展)、『Reborn Art Festival 2021夏』『Media Ambition Tokyo2021』など。

 

作品タイトル:『神話装置「巨人の岩」/ MYTHS DEVICE “TITAN’S ROCK”』

作品コンセプト (アーティストコメント):

蓄光をまとった巨大スクリーンにレーザー光線によるアニメーションを投射すると、光はスクリーンの上に一時的に図像をとどめる。また光が上書きされ、時間を経ると、先に描かれた図像は徐々に消える仕組みを持つ。この装置を用いて、今回は宇部の民間神話「吉部の大岩郷」を語る。

 

【作品プラン】

宇部の民話『大岩郷の巨人伝説』をモチーフとしたレーザーアニメーションを制作します。高さ9mある壁に、巨人の顔のシルエットをした蓄光テープが取り付けられています。巨人の顔には伝説に書かれている岩が落ちる描写や、全国各地の巨人にまつわる物語から着想したアニメーションを展開します。

 

 

指輪ホテル 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羊屋白玉が劇作と演出、ときどき俳優をつとめるシアターコレクティヴ。 2001年ニューヨーク同時多発テロのさなか、ニューヨークと東京をブロードバンドで繋いだ同時上演以降、北米、ヨーロッパ、南米などでのツアーが続く。国内では札幌国際芸術祭や瀬戸内国際芸術祭など、都市や自然の中で、その土地の人たちと恊働し、サイトスペシフィックな作品を手がけ、人や物や土地の、目に見えない境界などに関するテーマの取組を演劇を通して生成している。

戯曲・演出:羊屋白玉|音楽:SKANK/スカンク

美術:サカタアキコ|映像:高橋啓祐|照明:糸山義則

 

作品タイトル:『モモイロペリカンフラクタル』

作品コンセプト (アーティストコメントより一部抜粋):

ときわ公園に初めて来たとき、ペリカン島のペリカンたちが印象的でした。

「モモイロペリカンフラクタル」は、この遊園地のそこかしこにモモイロペリカンが降り立ち、お散歩したり、こどもたちと遊んでいたであろう様子を思い浮かべられるよう、その気配や記憶を散りばめ再現した作品です。

1985年日本初の人口ふ化で誕生したモモイロペリカンのカッタくんは人懐っこく、そのエピソードは1995年に映画化もされました。同じころ、湾岸戦争の被害がモモイロペリカンにも及んでいることが報道されていました。この映画には、動物が生きて行く環境について、そして世界平和への祈りが込められているそうです。

カッタくんを知らないこどもたちにも、カッタくんに出会ったことがある大人世代のかたたちにも、かわいらしい夢があふれますように。

鳥や、魚や、花や、緑があふれるときわ公園に、トレードマークの赤い蝶ネクタイのカッタくんが、今、舞い降りました。

 

【作品プラン】

日本初の人工ふ化によるモモイロペリカン「カッタくん」をモチーフとした作品を制作します。人間好きで愛嬌たっぷりだったカッタ君にまつわる思い出や、当時飼育員の奥様が作った蝶ネクタイのエピソードから着想した映像・音楽・オブジェなどで構成します。

また、会期中に指輪ホテルによる、公演を予定しております。(詳細は後日発表)

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