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[ALTERNATIVE-STATE #1] Onsenbouquet

業概要

人々の暮らしに根ざす柄や模様をモチーフに、鑑賞者をもその一部にしてしまうような巨大な絵画を公共空間に生み出すことで知られるマイケル・リンを招聘し、別府をリサーチするなかで見つけた浴衣の花柄と、建物の外装や温泉に用いられるタイルの柄に着想を得て2つのプロジェクトを展開しました。
壁画プロジェクトでは、浴衣の花柄をモチーフにした大型壁画を地元の若手アーティストや学生らとともに制作し、駅前通りに位置する『ブルーバード会館』の西側壁面に設置しました。
ポスタープロジェクトでは、花柄とタイル柄の計11種類のポスターを用いた作品を中心市街地の壁面や公募で選ばれた個人宅にて展示したほか、同デザインのポスターを近隣店舗や市民にも広く配布しました。

温泉花束
駅前通りのビルの壁一面を覆う、色とりどりの桜や椿の花。浴衣に着想を得たこの柄は、まるで花束のように別府の玄関口を華やかに彩っています。来訪者たちはこの作品を眺めながら、旅の記憶や次の行き先に思いを馳せるのかもしれません。

マイケル・リン/Michael Lin
台北 (台湾) とブリュッセル (ベルギー) を拠点に活動。人々の暮らしに根ざす柄や模様をモチーフに、鑑賞者をもその一部にしてしまうような巨大な絵画を公共空間に生み出す作風で知られ、その作品は台北市立美術館 (2019年、台湾)、フメックス美術館 (2020年、メキシコ)、メトロポリタン美術館 (2022年、アメリカ合衆国) といった世界中の主要な美術館や国際的な芸術祭で展示されてきました。別府市では別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』(2009年) に参加し、その際に制作したふすま絵は『SELECT BEPPU』にて現在も鑑賞できます。

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別府市制100周年記念事業

プロジェクト名[ALTERNATIVE-STATE #1] Onsenbouquet
アーティストマイケル・リン/Michael Lin
作品名温泉花束 (読み:オンセンブーケ)/原題:Onsenbouquet
設置場所ブルーバード会館西側壁面、井上デンキセンター新宮通り側壁面ほか
公開日2023年3月20日(月)
料金無料
Webサイトhttps://alternative-state.com/ex1
主催混浴温泉世界実行委員会
総合プロデューサー山出淳也 (Yamaide Art Office 株式会社 代表取締役)
クリエイティブ・ ディレクションカラマリ・インク
スチール/映像山中 慎太郎 (Qsyum!)
制作クレジット企画/制作:NPO法人 BEPPU PROJECT
制作スタッフ:フランソワ・ジャコブ
制作補助スタッフ:大川 愛加里、大津奈央、大平 由香理、岡 香織、奥野美咲、解 玥、川添彩加、河村春香、スヒット・ソンバー、西松秀祐、花田智浩、東 智恵、山田睦朗、山脇益美、行橋ちぐさ
施工:株式会社 日本工事広告、菅建材工業 株式会社
特別協力:株式会社 ブルーバード会館、井上英男
参加者数452名

[ALTERNATIVE-STATE]
大分県別府市がいつ訪れても町とアートを楽しめる場所としてさらに魅力が高まることを目指して『in BEPPU』の後継として開始した事業。「世界を異なる形で再生させる旅の入口」というコンセプトのもと、将来が期待される若手から国際的な巨匠まで、半年ごとに1組のアーティストを招聘して4年間で8つの作品を制作し、市内の特徴的な場所に長期間展示する。
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『ALTERNATIVE-STATE (オルタナティブ・ステート)』とは、別府を“別の都市”と意訳し、都市を場所としてだけではなく“想像上の空間やありさまをも含む状態”と仮定し英語化した言葉 (造語)。
“Alternative”を略したキーボードの“alt”キーを押すことで、通常状態のキーボードには割り当てられていない別の機能や文字を使うことができるように、設置されたアートが今そこにある風景や時間とは異なる世界・状態に誘う。
近い将来、8つのChapterからなる『ALTERNATIVE-STATE』が、この街に浮かびあがる。
それは、世界を異なる形で再生させる旅の入口。都市との関わり方の新たな提案。

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https://alternative-state.com