news

KASHIMA2017&清島アパート 合同成果報告会

BEPPU PROJECT | 2018.3.8

 

NPO法人BEPPU PROJECTが主催する2種類のアーティスト・イン・レジデンス事業『KASHIMA2017 ARTIST IN RESIDENCE in Ho Chi Minh City and Los Angeles』『清島アパート』において、それぞれの滞在アーティストによる成果報告会を行います。皆様のお越しをお待ちしております!

 

日時:2018年3月24日(土)14:30〜17:30
(開場:14:00・一部14:30〜15:50・二部16:00〜17:30)

会場:不老泉2階集会室 (別府市中央町7-16)

定員:40名(予約不要)

料金:無料

 

第一部 時間:14:30〜15:50

『KASHIMA2017 ARTIST IN RESIDENCE in Ho Chi Minh City and Los Angeles』滞在成果報告会

KASHIMA2017は、文化事業の国際的なネットワークを構築するための交流促進を目指し、海外の芸術文化団体と連携し互いの国のアーティストを派遣しあうレジデンスプロジェクトです。今年度はベトナム (ホーチミン)とアメリカ (ロサンゼルス)に二組の日本人アーティストを派遣しました。彼らはどのように地域を捉え滞在制作を行ったのか、その経緯と成果を報告します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二部 時間:16:00〜17:30

清島アパート2017年度報告会『こんにちは清島アパートです。』

アーティストが居住しながら作品制作を行う『清島アパート』。今年度は居住者それぞれが各自の特性を活かした活動を県内外で行ったほか、『清島アパート』として『ジ・温泉カタログ写真展』や『ベップ・アート・マンス 2017』に参加しました。今回は各居住者よりこの1年間の活動紹介や、今後の展望についてお話します。

 

ーーーーー

【KASHIMA2017アーティスト紹介】

ベトナム/Dia Project滞在

木村充伯(きむら・みつのり)-彫刻家

動物と人間の関係や境界を形にし、「人類とは何か」という思索を深めることをテーマに滞在制作を行いました。現地に暮らす人々の生活や動物達を観察した結果、「果物を食べる」という人間と動物の共通した行為から想像し、自身が独自の技術で作った「毛が生えるパネル」による作品や、鳥かごの立体作品などを制作しました。

1983 静岡県に生まれる。

2005 名古屋造形芸術大学彫刻コース卒業

2007 名古屋造形芸術大学大学院修了

2013 チャンドン・アートスタジオ - 韓国国立現代美術館、ソウル(アーティスト・イン・レジデンス)

2015  アーティスト・イン・レジデンス 国際芸術センター青森

現在、静岡県袋井市に在住。

 

アメリカ(ロサンゼルス)/LITTLE TOKYO SERVICE CENTER滞在

坂田ゆかり(さかた・ゆかり)-演出家 

日系含むアジア系アメリカ人のサポートを行うリトルトーキョーサービスセンターが育んだ地域のコミュニティに興味を持ち、高齢者にスポットを当てたインタビューや、高齢者住宅でのボランティア活動を行うなど、リサーチを進めました。滞在成果として、開拓者世代、戦争や強制労働を強いられた世代、そして戦後を生きる私達の世代、それぞれの世代の言葉をつなぎ合わせ小冊子にまとめて発表しています。

1987 東京都大田区生まれ。幼少より作曲を始め、YAMAHA Junior Original Concertにて4度入選。

2005 東京藝術大学音楽環境創造科入学。音楽を辞め、身体芸術を学び、演出を始める。

2009 同学科卒業

卒業後、舞台技術スタッフとしてさまざまな演目に関わりながら、日本各地の創作の現場で研鑽を積み、2013年から演出活動を再開。

現在、東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻 在籍中

 

助成:文化庁「平成29年度アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業」

ーーーーー

【清島アパート2017年度アーティスト紹介】

飯島剛哉 いいじま ごおや(現代美術作家)

入居年:2015年~

1978年神奈川県生まれ。立体作品やパフォーマンスを中心に作品を発表するアーティスト。主に別府と東京を拠点に活動しており、昨年の『ベップ・アート・マンス 2016」では、別府の共同浴場の公民館にて演劇を披露し新たなジャンルを開拓した。新進気鋭のアーティストが一堂に会する『3331 Art Fair 2017」にて作品を発表した。

 

 

大平 由香理 おおひら ゆかり(日本画家)

入居年:2014年~

1988年岐阜県生まれ。砂と顔料を使い、ダイナミックな風景画を描き出す日本画家。独自の感性から、風景を鮮やかな色彩とダイナミックなスケールで描き、その場所から感じたエネルギーや質感を力強く表現する。県内外で精力的に活動している。

 

小野峰靖 おの たかやす(写真家)

入居年:2016年~

1989年大分県生まれ。目の前の情景を無責任に物質化できる写真の機能を『忘失のメディア」と捉え、いずれ無くなる日常の風景を撮影し、作品として発表する。別府の空き地を活用し、新作を制作中。写真界の次世代を担う若手を発掘する第14回『1_WALL』でファイナリストに選出された。

 

勝 正光 かつ まさみつ(画家)

入居年:2009年~

1981年大阪府生まれ。鉛筆画を特徴とし、人物や、町の人の思い出の写真など描く画家。清島アパートに移り住み9年目を迎えた。地域に浸透しながら作品発表を続け、生活の中から芸術のあり方、意義を捉え直し続けている。『湯~園地」の構想スケッチや『ジ温泉カタログ写真展』のメインヴィジュアルを制作。

 

旅する服屋さん メイドイン・行橋智彦 たびするふくやさんめいどいん・ゆきはし ともひこ(服飾作家)

入居年:2016年~

1988年東京都生まれ。日本中を旅しながら、旅先で出会った人や出来事からインスピレーションを得て、衣服を裁縫している。別府の温泉の成分の違いによって変化する色合いを活かし『温泉染め」を実践している。2016年は『温泉染」の実験報告として『湯遍路街道 温泉染の旅」で実際に温泉を使って染めた布を展示した。

 

月亭太遊 つきてい たいゆう(落語家)

入居年:2017年~

1984年大分県生まれ。独自の感性を取り入れた創作落語『ネオラクゴ」や、らっぷを取り入れた落語『らぷご」を生み出し、現代的な感覚を落語に昇華させ、若い世代から支持を得る。さまざまな人達に落語に触れ合ってほしいと考え、清島アパートの1階の一室で、毎週金曜日の20時からネタおろし『ネオラクゴフロンティア」を開催している。

 

 

寺澤佑那 てらさわ ゆな(映像作家)

入居年:2017年~

1992年東京都生まれ。『ままごと」をテーマに、自身の行動を捉えるドキュメントを制作している。架空のラジオ番組の収録、架空の銭湯の運営など、実験的な『ままごと」を家庭内で行い、そこから生まれる会話や家族とのコミュニケーションを映像に収めている。現在、対象を家族から別府の共同浴場に変え、共同浴場特有のコミュニティについてリサーチしている。

 

※2017年度居住アーティストのうち、服飾作家/旅する服屋さん メイドイン行橋智彦と落語家/月亭太遊は

 欠席です。

 

お問合せ先 

NPO法人BEPPU PROJECT(担当:綾木)

〒874-0933 大分県別府市野口元町2-35 菅建材ビル2階

TEL:0977-22-3560 FAX:0977-75-7012 E-mail: info@beppuproject.com

Web: http://www.beppuproject.com

back

prev

next