別府はあらゆる垣根を越え人々が集い、時には湯の中でさえ交流を育む場所です。
我々がこの地で活動を始めて15年。今この輪には多くのアーティストも仲間入りするようになりました。
アートは私たちの心を豊かにします。
常識を疑い問いを生むアートは、私たちの考え方やモノの見方を自由に解き放つ力を持ちます。
人々の創造性を育み、活力のスイッチを入れる薫染としてアートを捉えるならば、創造者であるアーティストへの支援は、彼らの成長を促すだけではなく我々の将来を照らす一助にもなることでしょう。『Art Fair Beppu』は、この街から世界に向けアーティストを送り出すために、彼らと直接出会い、交流し、活動を支援する場として位置付けるものです。
まだ見ぬ価値を創造する気鋭のアーティストを発掘するディレクターは、多くのアートプロジェクトを実現してきたBEPPU PROJECTが務め、クリエイティブ・ディレクターとしてSPREADが参加します。新たな切り口を持つアートフェアにご期待ください。
【会場について】
会場となる「別府国際観光港 旧フェリーさんふらわあ乗り場」は、瀬戸内海の⻄に位置する穏やかな別府湾と、鶴⾒岳や扇⼭などの美しい⼭並を眺めることができる港の旧ターミナルビルです。1951年に重要港湾に指定され、かつては「フェリーさんふらわあ」をはじめ、定期フェリーや観光船が寄港する別府の⽞関⼝として賑わいましたが、2022年にその機能を隣接する新ターミナルビルへと移しました。⻑きにわたり、⽇々数多くの旅⼈を迎え⼊れては送り出してきた旧フェリーさんふらわあ乗り場は、フリーマーケットや⾻董市、⾳楽祭などの会場として、今もさまざまに活⽤されています。『Art Fair Beppu 2023』は、たくさんのアーティストを迎え⼊れ、国内外へと送り出す⽂化のターミナルとなることを⽬指し、この場所で開催いたします。
【会場デザインについて】
本アートフェアのロゴ・デザインおよびキー・ビジュアル、アートフェア会場の空間デザインは、『燕三条 工場の祭典』(新潟県燕三条) のアートディレクションなどで知られるクリエイティブ・ユニット、SPREADが担当。会場の特色を活かしながら、強く印象に残る空間を作り出します。
『燕三条 工場の祭典』Photo: Ooki Jingu
『HARU stuck-on design;』Photo: Ooki Jingu
<SPREAD プロフィール>
Photo: Ooki Jingu
山田春奈と小林弘和によるクリエイティブ・ユニット。長い時間軸で環境を捉えるランドスケープデザインの思考と鮮烈な印象を視覚に伝えるグラフィックデザインの手法を融合。「カラーとコンセプト」を特徴にプロジェクトに深く関わりながら、社会提案のあるクリエイティブ活動を通して未来を問いかけている。主なアートワークに、生活の記録をストライプ模様で表す『Life Stripe』、色で喜びを広げる『Much Peace, Love and Joy』、QRコードで地球上の国々に繋がる『Different Worlds』。日本、イタリア、スイス、シンガポールなどで展覧会を開催。主なデザインワークに、展覧会『The Carpenters’ Line』(ロンドン)、展覧会『Factory Museum』(燕三条)、東京ミッドタウン『Color Jungle』インスタレーション、『国立新美術館開館10周年』記念ビジュアル、工場見学イベント『燕三条 工場の祭典』、空間デザインテープ『HARU stuck-on design;』、ナチュラルビューティーブランド『Celvoke』、バンド『相対性理論』CDジャケット、ウイルス抑制パーティション『Mesh Virus-Control Flag Partition』。2年連続のRed Dot Design賞グランプリなど受賞歴多数。
【本件に関するお問い合わせ】
混浴温泉世界実行委員会 事務局 (NPO法人 BEPPU PROJECT内)
アートフェア担当:福田、安藤
〒874-0933 大分県別府市野口元町2-35 菅建材ビル2階
TEL: 0977-22-3560 / FAX: 0977-75-7012 / MAIL: info@artfairbeppu.com
営業日:月~金 9:00~17:30