舞台美術:MIYATA ART CONSTRUCTION
音響・録音|東 岳志
衣装:前田征紀 (COSMIC WONDER)
テーブル:千々松和紙工房 (とくぢ手すき和紙/山口市)
テーブルウェア:伊藤太一 (ガラス/山口市)、 間鍋竹士 (陶芸/防府市)、柏 良治 (カトラリー/山口市)、冨田潤二 (大内塗/山口市)
関連イベント『朝茶時』
日時:2021年10月25日(月)・26日(火)
①開場6:00 開演6:30 ②開場8:00 開演8:30 ③開場10:00 開演10:30
会場:香山公園 (山口県山口市/瑠璃光寺五重塔・満月の庭 周辺)
定員:各回とも20名
料金:3,000円 (税込)
演出・監修・料理:船越雅代 (Farmoon)
パフォーマンス:MAMIUMU
サウンドインスタレーション:東 岳志、船越雅代 (Farmoon)
『香積水器』および『香積水器箱』販売概要
『香積水器』とは、今回のためにアーティストの船越雅代が監修した器と食具です。船越とともに美術家・林 智子がデザイン、かしわ製作所(代表:柏 良治) が制作したオリジナルの箱に『香積水器』一式を詰めたセット商品『香積水器箱(こうしゃくすいきばこ)』です。箱の素材には山口の古材を使用し、圏域で収穫した山野草をブレンドした香り高いお茶を詰めました。
『香積水器箱』は、大内氏時代の瑠璃光寺が『香積寺』と呼ばれていたことや、寺院の厨房を意味する『香積』に着想を得て、山口の自然の恵みからいただいた香りを積んでいくという意味を込めて、圏域の魅力をこの一箱に詰めました。おもてなしにも適した大皿を中心としたセットで、ご自宅の食卓でも『Osmosis 滲透』の世界観をお楽しみいただけるものとなりました。
・琉璃紋器 (るりもんき) 制作:伊藤太一 (ガラス/山口市)
水の波紋と琉璃色が特徴の、ガラス皿として制作を依頼。温度により液体から固体に変化するガラスの性質が、水の特性と似ていることから『Osmosis 滲透』の世界観を象徴する商品。
・珠光杯 (じゅこうはい) 制作:伊藤太一 (ガラス/山口市)
海底から生まれ、そして弾ける泡のように、真珠のような光の玉を内包するグラス。
・透泉盃 (とうせんはい) 制作:伊藤太一 (ガラス/山口市)
泉が湧きあがり、渦を巻いていくような形状が特徴の盃。
・此土皿 (このつちざら) 制作:間鍋竹士 (陶芸/防府市)
満月をイメージした丸い形が特徴の、重厚感のある皿。山口県の山々に足を運び、この器のために選んだ土をブレンドして作られた。
・月鏡鉢 (げっきょうばち) 制作:間鍋竹士 (陶芸/防府市)
水を湛えた器に月を映す皿。月夜の晩に、国宝 瑠璃光寺五重塔を望む満月の庭で開催する『Osmosis 滲透』を象徴する器。
・匙箸(すじょ) 制作:柏 良治 [食具/山口市]・冨田潤二 [大内塗/山口市])
大内氏のはじまりは、百済国聖明王の第3王子・琳聖太子と伝えられていたことから、韓国の食具をイメージして、柏に制作を依頼。山口県産の木地で製作し、仕上げに大内塗を施している。商品名の「すじょ」は韓国語で匙と箸のセットをあらわす。
セット商品『香積水器箱』
販売価格:¥95,000 (税込)
同梱内容:琉璃紋器・珠光杯・透泉盃・此土皿・月鏡鉢・匙箸
監修:船越雅代 (Farmoon)
デザイン:林 智子
制作:かしわ製作所
演出・監修・料理:船越雅代
Pratt Instituteで彫刻を専攻後、料理に表現の可能性を見出す。NYの料理学校 Institute of Culinary Education卒業。Blue Hill をはじめとするNYのレストランに勤めた後、ヨーロッパからアジアを放浪。オーストラリア船籍の客船のシェフとして太平洋を巡り、バリの老舗ホテルTandjung Sariのシェフを務め、2012年から拠点を京都に移し、国内外で、その土地を食文化、文化人類学、歴史などの視点から掘り下げ、食で表現する活動を展開する。2018年より京都Farmoon 主宰。
*NPO法人 BEPPU PROJECTは山口ゆめ回廊博覧会実行委員会より企画制作を受託しました。