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フォーラム「東アジア文化都市」の挑戦 ~他都市の事例から学び、大分県のこれからを展望する~開催

業概要

日本・中国・韓国で文化を通じた相互理解の促進と国際的な発信力の強化を目指す『東アジア文化都市』。今年は大分県が日本での開催地に選定され、多彩な文化交流事業が県内各地で展開されています。これを契機に「創造県おおいた」としての持続的な発展を目指すには、文化を起点にした「人材育成」と「産業との連携」が不可欠です。
フォーラム「東アジア文化都市」の挑戦 ~他都市の事例から学び では、ますます複雑化する現代において、文化を資源に活力ある地域社会を創造するために、各地の事例を学び、大分県ならではの取組やその可能性を探りました。

開催日2022年12月10日(土)
場所J:COM ホルトホール大分 小ホール
主催フォーラム「東アジア文化都市の挑戦」実行委員会

プログラム

◆基調講演「東アジア文化都市の挑戦」

○講演者:佐々木 雅幸 (文化庁 文化創造アナリスト、大阪市立大学名誉教授)

<佐々木 雅幸氏 プロフィール>

創造都市研究の日本とアジアにおける第一人者であり、創造都市ネットワーク日本の顧問として、ユネスコや全国各地の創造都市の取組を支援している。2020年金沢市文化賞受賞。著書に『創造都市の経済学』(勁草書房)、『創造都市への挑戦』(岩波書店)、編著に『創造社会の都市と農村』(水曜社)、『創造する都市を探る』(玉川大学出版部)など。

 

◆パネルディスカッション

これまでの『東アジア文化都市』開催地からパネリストを招き、芸術文化における「人材育成」「産業との連携」の2つの課題に対するアプローチについて、実践者ならではの視点で論じます。

 

テーマ1 文化芸術の担い手とそれを支える人材の育成

少子高齢化の進行にともない、芸術文化や伝統文化を担う人材も今後ますますの減少が懸念されています。そこで、誰もが芸術文化に触れることができる環境を整備し、裾野を広げるために今すべきこととは何か。各地の先進事例を学ぶとともに考えます。

 

テーマ2 文化芸術と多様な産業との連携の可能性

文化芸術の持つ創造性をさまざまな分野の社会的・経済的課題への対応に活用し、地域振興や地域活性を図る「創造県おおいた」。その推進に向けて、どのような取組を進めていくべきかを考察するために、他都市における文化的特徴を活かした産業・観光振興の事例を学びます。

 

◯事例発表:

安沢雄輔(新潟市 文化スポーツ部文化政策課)

荒武 三保子(金沢市 文化スポーツ局文化政策課)

宮下あゆみ(豊島区 文化商工部文化観光課)

張 陵雲 (中国・山東財経大学)※オンライン登壇

ジョ ジュンユン (韓国・釜山文化財団)※オンライン登壇

 

○コメンテーター:

星野 有希枝(文化庁 文化経済・国際課 グローバル展開推進室長)

 

○モデレーター:

太下義之(文化政策研究者、同志社大学経済学部教授、国際日本文化研究センター客員教授)
<太下義之氏 プロフィール>

博士(芸術学)。文化経済学会<日本>理事、文化政策学会理事、デジタルアーカイブ学会評議員。文化庁文化審議会(博物館部会)委員、日本芸術文化振興会「日本博」アドバイザー、2025年大阪万博アカデミック・アンバサダー、(公社)全国公立文化施設協会アドバイザー、愛知県県民文化局アドバイザー、(公財)静岡県舞台芸術センター評議員、鶴岡市食文化創造都市アドバイザー。単著『アーツカウンシル』(水曜社)。

 

■開催記録はこちらよりダウンロードが可能です。