1986年群馬県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。環境のなかで知覚する前言語的な感覚や、自然現象の複雑性への関心をもとに、サウンド、写真などを用いた制作をおこなう。近年の主な展示に『タイランド・ビエンナーレ コラート』(2021-22)、『emergencies! 040 液体性の構造』(NTT InterCommunication Center[ICC]、2021) など。ストックホルムの国立電子音楽研究所EMSでの滞在制作や、『リュック・フェラーリ国際コンクール プレスク・リヤン賞』(フランス)、『Tokyo Frontline Photo Award 2018 グランプリ』など受賞多数。
アニ・レイシー
1983年アメリカ生まれ、イギリスのバース市在住。歴史、哲学、美術を専攻。農村や労働者階級のコミュニティで、徒弟制度によって伝統的に受け継がれてきた陶芸の手法に関心があり、移民や植民地主義が各地域の陶芸に及ぼした影響を主なテーマとして作品を制作。アーティストとして移住と記憶の交差点で活動し、陶芸、映像、写真などで作品を発表している。視覚文化、言語、永続性、移住、記憶、労働をめぐる問題を、あらゆる側面から探求しているアーティスト。