湯の上実行委員会
美術ライター、編集者の島貫泰介が代表を務める。
代表の島貫は1980年生まれ。2021年4月に清島アパートに入居。同年秋頃より別府市南部地区に生活拠点を新たに設け、別府市と京都市の多拠点生活を始める。2022年10月には『東アジア文化都市2022 大分県文化団連携事業』の助成を受け『小さな温泉芸術祭 湯の上 FOREVER!』(10月8日~9日、DABURA.m/紙屋温泉) を開催。また、同年11月には同助成を受け『三枝愛個展 庭のほつれ|なばに祈る』(11月5日~20日、ドマコモンズ) を開催。今年度は、前者の続編として『小さな温泉芸術祭 湯の上フォーエバー! 2』(10月13日~15日、紙屋温泉/TRANSIT) を開催する。『CINRA.net』『Tokyo Art Beat』『美術手帖』などのメディア・紙媒体で取材の執筆・編集、特集企画を多数手掛ける。
【本展について ※企画者より】
「勝 正光ライフドローイング展『別府と描く』」は、別府に移住して約15年が経つ美術家・勝 正光の個展。長い別府での⽣活のなかで、勝は別府市⺠や知⼈の似顔絵、また、かれらが所有する家族写真などを模写したドローイングを多数⼿がけてきた。そこにはすでになくなった人や事物、かたちを変えてしまった場所などが描かれ、別府の近過去を知るアーカイブとしての役割を担っていると言えるだろう。
本展では、所有者の⼿元にあるそれらの作品原画を集めて展⽰。別府にゆかりのある⼈にとっては懐かしく、また別府の外からやって来た⼈にとっては別府の街と、そこに暮らす⼈たちの様子を知ることのできる多層的な機会を展覧会として創出し、多様な⼈々のコミュニケーションを誘発することを目指す。
本展は『小さな温泉芸術祭 湯の上フォーエバー! 2』* (主催:湯の上実行委員会、代表:島貫泰介) の企画の一環として開催される。また開催に合わせて作品集『別府と描く 勝 正光ライフドローイング作品集』(編集:島貫泰介、デザイン:中本那由子) を刊行する。
【出展作家について】
勝 正光
画家、現代美術家。2009年に開催された別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』のプログラムの1つである『わくわく混浴アパートメント』への参加を機に、会場となった清島アパートに移り住み、作品発表を続ける。町歩きガイド、地域の絵画教室講師なども務める。
【関連企画】
関連企画1 トークイベント「朝だ語ろう! 別府のお色気 (文化) とストリップの現在」
開催日時:2023年10月14日(土) 10:30~12:00
会 場:『TRANSIT』展示室
登 壇 者:武藤大祐 (ダンス批評)×平野芳弘 (平野資料館)
関連企画2 トークイベント「勝 正光個展 スペシャルトーク『ここ15年ぐらいの別府』」
開催日時:2023年10月21日(土) 14:00~15:30
会 場:『TRANSIT』展示室
登 壇 者:勝 正光 (アーティスト) ×藤田洋三 (写真家)
※いずれも定員なし、入場無料、予約不要
*『小さな温泉芸術祭 湯の上フォーエバー! 2』とは
別府の共同温泉を舞台とした芸術祭。踊り子さんのダンス、落語、ひとり芝居、みんなが主役のカラオケ大会、お魚解体ショーなど、紙屋温泉公民館を舞台にさまざまなプログラムが繰り広げられる。
https://www.yunoue4ever.com