1987年カンボジア生まれ。写真、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど、多様なメディアを用い制作をおこなう。ドキュメンタリー的な実践とコンセプチュアルな実践の両面から、カンボジアの社会、政治、地政、経済、文化、環境などに焦点をあてた作品を制作している。2007年からアーティストコレクティブ『Stiev Selapak』のメンバー。また2010年には『Sa Sa Art Projects』を他のアーティストとともに設立し運営している。近年の展覧会に『シドニービエンナーレ』(オーストラリア、2018年)、『サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで』(森美術館、東京、2019年)、『Asian Art Biennale』(台湾、2021年) など多数。
テクラ・タモリア Tekla Tamoria (フィリピン)
1989年フィリピン生まれ。2010年フィリピン大学美術学部卒業。2年間の一般企業での勤務のあと、TESDA (フィリピン技能開発庁) のガーメントプログラムにて、裁縫や仕立てに関する技術を学ぶ。自然の中にあふれる模様や衣装のデザインなど、さまざまな領域からインスピレーションを得て、身近な素材を用い、工芸的な技術を応用して作品を制作している。2018年には注目アーティストの1人として『Art in Park』(フィリピン) に参加するほか、アジアの現代アートを紹介する国際的なアートフェア『Asia Now Paris Art Fair』に参加。その他の主な展覧会に、2019年『Variation of the Fields』(Vargas Museum、フィリピン)、2022年『More than a Hat』(Metropolitan Museum of Manila、フィリピン) など多数。『Ateneo Art Awards』受賞 (フィリピン、2023)。
野村由香 Nomura Yuka (日本)
1994年岐阜県生まれ。2019年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。生活や社会と自然の関係性に着目し、様々な事象を動かしている根源的な力と、そこに流れる固有の時間を造形やインスタレーションとして表現している。近年は、フィールドワークを通じて土地と人の関わりについて作品を制作している。近年の展覧会に『あたらしい場所』(アートギャラリーミヤウチ、広島)、『京芸 transmit program 2022』(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、京都) などがある。
滞在中のプログラム
■アーティストトーク
3名のアーティストが過去の作品や活動について語った。※英語から日本語への逐次通訳あり
登 壇:リム・ソクチャンリナ、テクラ・タモリア、野村由香
進 行:家入健生 (NPO法人 BEPPU PROJECT チーフマネージャー)
日 時:10月6日(金) 18:30~20:00
場 所:HAJIMARI Beppu 1F HAJIMARI LOUNGE (別府市千代町5-1)
料 金:無料 (ドリンク1杯付き)
定 員:20名 (要予約)
■オープンスタジオ
滞在制作の成果発表として、オープンスタジオを開催した。
日 時:2023年11月10日(金)~12日(日) 13:00~17:00
会 場:『BEP.Lab』(別府市北浜1-2-28 草本ビル2階・3階)
料 金:無料
■スタジオツアー
アーティストによる案内で、各スタジオと、また同時期に開催している展覧会などを巡った。
日 時:2023年11月11日(土) 13:00~14:30 終了
集合場所:やよい天狗通り ローソン前
料 金:無料
定 員:15名 (要予約、先着順)