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『TRANSIT』企画公募 →アチャ←コ 『被害妄想ハンバーグ』

令和6年度『TRANSIT』企画公募採択企画 vol.2→アチャ←コ 『被害妄想ハンバーグ』

業概要

別府を拠点に活動している、または将来的に別府を活動拠点とすることに興味を持っている全国のクリエイター、アーティスト、団体・企業を対象に、展示室での企画を募集する「別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』企画公募」。令和6年度第2弾企画として、アーティストの→アチャ←コ による企画『被害妄想ハンバーグ』を開催しました。

「別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』企画公募」は、新たな表現への挑戦の場として、また地域や来場者との交流の場として『TRANSIT』を活用していただき、この場所から多くの交流と創造的な活動が生まれ、より活発で開かれた拠点となっていくことを目指す事業です。

名称被害妄想ハンバーグ
会期2024年6月23日(日)~7月7日(日)  火・水休み
時間11:00~17:00
会場別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』 (別府市末広町1番3号 レンガホール1階) 
入場無料
Webhttps://www.beppuproject.com/news/4758
主催→アチャ←コ
協力別府市、NPO法人 BEPPU PROJECT

【企画者】
→アチャ←コ
最近、撮影や展示などで別府にいることが多く、顔なじみの建物も人も増えてきた。
それでもなお、別府の路地裏の洗濯物にはシンパシーを感じる。
なぜあんなに魅力的に感じるのか気になるけど、それを追求してしまうと別府に居られなくなる気がするので考えないようにしている。左右にあっちこっちの→アチャ←コ。17歳。
インスタレーション、パフォーマンス、映像、ペインティング、イラスト。いろいろする。
どれもがすっごい得意! ってわけではないけど、どれも生活していくために意味があって心落ちついたり、刺激になったり、全てが今の私に必要なんだ。
これまで別府で、KURUKURU imaスペース『あっ、(話を遮って)』、北浜租界『17歳の連続個展 いじけている時、いつも違うところを見ている。』の2つの展示を開催した。
どれも違うところに旅をしている気持ちで私の不安や葛藤を少し削ってくれた。
なくなることはないが、今回も『TRANSIT』で葛藤を削りたい。そんなアチャコです。

 

【コンセプト】
私は「限りなく、女の子である」と断言できない。
多分、断言できる人の方が少ないのではないかと思う。だけど水玉模様のピンクのメイド服を着ているとき、無理やりひっぱられて、安全バーなしにジェットコースターに乗せられてるような感覚になる。抗えないのだ。
正直言うと、私は前回の個展で気力と体力を使い果たした。そして何より今自分の姿を見ることが心底気持ちが悪い。
嫌々言うと、この感覚はみずみずしい。
私の今の行動速度はおばあちゃんがよく乗ってるシニアカーぐらい。
止まる、止まらない、止まれない、あぁ、止まる!!!
この速度を私へ伝達しているのは紛れもなく女の子。形がある女の子。私の中の脊髄 (せきずい) だ。私はこの女の子が自分で動いて自立してくれることを願ってる。
だから私は、いろんな方法で女の子の初動を再現しようと思う。だからねぇ、ほら、女の子が好きなハンバーグを作るとか。

 

【展覧会概要】
インスタレーション、映像を展示。
映像は過去に撮ったものと最近撮ったものをコラージュしたもの。
販売もおこないました。