【展覧会概要】
大分県で採取した土で顔料を作り、卵黄テンペラやフレスコといった壁画の古典技法を用いて描いた絵画とドローイングを展示した。
【展覧会コンセプト】
私が子どもの頃、土だった地面が少しずつアスファルトで覆われていった。乾いて灰色になっていくアスファルトの下の、野蛮な土のことを思い出してみると、優しくて暖かい記憶が蘇ってくる。それは、絵を描くことと似ている。絵を描くことは、恥ずかしい。動物にも機械にもなれない人間は、「恥ずかしさ」と共に生きていくことで、バランスを保っているのかもしれない。
【関連企画】
アーティストによる作品解説
開催日時:11月17日(日) 13:30〜13:50
会場:『TRANSIT』展示室
予約:不要
参加費:無料