work

撮影:山中 慎太郎 (Qsyum!)

[ALTERNATIVE-STATE #5] Bluebird Sign/青い鳥のしるし

業概要

『ALTERNATIVE-STATE]』の第5弾として設置したのは、現代美術家の中﨑 透による、別府市中心市街地の25ヶ所に32のエピソードと作品を展開する巡回型インスタレーションです。近年中﨑が手がける、地域に所縁のある方々へのインタビューをベースにした手法によって、さまざまな時代・視点・人生が交錯する、別府ならではの新しい物語を制作しました。作品公開時には、完成記念式典のほか、『Art Fair Beppu 2024』へのゲスト出展、アーティスト・トークおよび作品ツアーを実施しました。

『Bluebird Sign/青い鳥のしるし』
これは別府市中心市街地にゆかりのある3名へのインタビューの断片を再編した新たな別府の物語です。
まるで青い鳥を探すように、日常に散りばめられたささやかな作品に導かれ、さまざまな時代・視点・人生を行き交ううちに、いつしかあなただけの物語へとたどりつくかもしれません。

中﨑 透/Nakazaki Tohru
1976年茨城生まれ。美術家。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、茨城県水戸市を拠点に活動。言葉やイメージといった共通認識の中に生じるズレをテーマに自然体でゆるやかな手法を使って、看板をモチーフとした作品をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。2006年末より「Nadegata Instant Party」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より「遊戯室 (中﨑 透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる (~2021年)。2011年より「プロジェクトFUKUSHIMA!」に参加、主に美術部門のディレクションを担当。近年の主な展覧会に『越後妻有 大地の芸術祭 2022』(新潟、2022年)、個展『FICTION TRAVELER』水戸芸術館現代美術ギャラリー (茨城、2022年) など。『Art Fair Beppu』参加 (別府、2023・2024年)。2023年、芸術選奨新人賞受賞。
http://nakazakitohru.com
---
『ベップ・アート・マンス 2024』参加プログラム
別府市制100周年記念事業

プロジェクト名[ALTERNATIVE-STATE #5] Bluebird Sign/青い鳥のしるし
アーティスト中﨑 透/Nakazaki Tohru
作品名Bluebird Sign/青い鳥のしるし
設置場所別府市中心市街地各所
公開日2024年9月
料金無料
Webサイトhttps://alternative-state.com/ex5
主催混浴温泉世界実行委員会
ディレクター山出淳也 (Yamaide Art Office 株式会社 代表取締役)
クリエイティブ・ ディレクションカラマリ・インク
スチール/映像山中 慎太郎 (Qsyum!)
制作クレジット企画/制作:
NPO法人 BEPPU PROJECT

インタビュイー:
岡村 照、権藤和雄、権藤髙子

展示施工:
絵文字工房、津田翔平、宮田君平 (MIYATA ART CONSTRUCTION)、加藤笑平、熊谷 然、山口裕仁

デザイン:
井下 悠 (INOSHITA DESIGN)

協力:
安部一郎、駅前高等温泉、駅前町自治会、駅前本町自治会、カイセイ地所トラスト 株式会社、勝 正光、北浜一丁目自治会、北浜二丁目自治会、北浜三丁目自治会、喫茶ムムム、河野 悟、ゴッチ、後藤洋子、権藤和雄、ゴンドウ広美社 (権藤髙子)、西法寺通り会、有限会社 サンエスメンテナンス、JR九州ビルマネジメント 株式会社、有限会社 塩屋産業、竹瓦小路のみなさま、立石康子、中央町自治会、株式会社 鶴田ホテル、乗田 菜々美、ビューシック・クギミヤ 別府本店、株式会社 ブルーバード会館 (中村 光、中村 玲)、別府駅観光案内所 WANDER COMPASS BEPPU、別府駅前通商店街振興組合、別府銀座商店街振興組合、一般社団法人 別府市産業連携・協働プラットフォーム B-biz LINK、別府タワー、別府ヒットパレードクラブ (和久昌人)、別府ブルーバード劇場 (岡村 照、岡村実紀)、別府やよい商店街振興組合、別府リトルマーメイド (日名子 雅彦)、保﨑慎司、ホテルアーサー KITAHAMA BASE (日名子 敦子、日名子 健太郎)、松本 多嘉久、水口 洋、元町自治会、そのほかご協力・応援くださったみなさま (五十音順・敬称略)
参加者数15,639名

[ALTERNATIVE-STATE]
大分県別府市がいつ訪れても町とアートを楽しめる場所としてさらに魅力が高まることを目指して『in BEPPU』の後継として開始した事業。「世界を異なる形で再生させる旅の入口」というコンセプトのもと、将来が期待される若手から国際的な巨匠まで、半年ごとに1組のアーティストを招聘して4年間で8つの作品を制作し、市内の特徴的な場所に長期間展示する。
---
『ALTERNATIVE-STATE (オルタナティブ・ステート)』とは、別府を“別の都市”と意訳し、都市を場所としてだけではなく“想像上の空間やありさまをも含む状態”と仮定し英語化した言葉 (造語)。
“Alternative”を略したキーボードの“alt”キーを押すことで、通常状態のキーボードには割り当てられていない別の機能や文字を使うことができるように、設置されたアートが今そこにある風景や時間とは異なる世界・状態に誘う。
近い将来、8つのChapterからなる『ALTERNATIVE-STATE』が、この街に浮かびあがる。
それは、世界を異なる形で再生させる旅の入口。都市との関わり方の新たな提案。

---

https://alternative-state.com