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撮影:山中 慎太郎 (Qsyum!)

[ALTERNATIVE-STATE #7] Distorted『JIKU』#023 D-1|BEPPU

業概要

第6弾には、アートのみならずデザインやテクノロジーといった幅広い分野で活躍するパノラマティクス/齋藤精一を招聘。土地土地のリサーチやフィールドワークを通して見出したその地域固有の歴史的・地形的な "軸線" を光の線で表現する作品シリーズ『JIKU』の新作を、多様な人々が行き交う目抜通りである別府市駅前通りの上空に設置しました。作品公開当日にはアーティスト・トークと点灯式、東北ユースオーケストラ出演によるコンサートを実施しました。

「Distorted『JIKU』#023 D-1|BEPPU」
夜の帳が下りるころ、駅前通り上空に現れる一筋の光──『JIKU』は、その土地に固有の歴史的・地形的な “軸線” を可視化するアートです。この光が、さまざまな歴史の変遷と積層によって独特の景観を築いてきたこのまちの新たなレイヤーとなり、多様な未来を予感させます。

齋藤精一/Saito Seiichi
パノラマティクス主宰/株式会社 アブストラクトエンジン 代表取締役/クリエイティブディレクター
1975年、神奈川県伊勢原市生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科 (MSAAD) で学ぶ。2006年に株式会社 ライゾマティクス (現:株式会社 アブストラクトエンジン) を設立。社内アーキテクチャ部門を率いた後、2020年に「CREATIVE ACTION」をテーマに、行政や企業、個人を繋ぎ、地域デザイン、観光、DXなど分野横断的に携わりながら課題解決に向けて企画から実装まで手がける『パノラマティクス』を結成。2023年よりグッドデザイン賞審査委員長。2023年D&AD賞デジタルデザイン部門審査部門長。2025年大阪・関西万博EXPO共創プログラムディレクター。
https://panoramatiks.com
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別府市制100周年記念事業

プロジェクト名[ALTERNATIVE-STATE #7] Distorted『JIKU』#023 D-1|BEPPU
アーティストパノラマティクス/齋藤精一
Panoramatiks / Saito Seiichi
作品名Distorted『JIKU』#023 D-1|BEPPU
設置場所別府市駅前通り上空
公開日2025年2月
料金無料
Webサイトhttps://alternative-state.com/ex7
主催混浴温泉世界実行委員会
ディレクター山出淳也 (Yamaide Art Office 株式会社 代表取締役)
クリエイティブ・ ディレクションカラマリ・インク
スチール/映像山中 慎太郎 (Qsyum!)
制作クレジット企画/制作:
NPO法人 BEPPU PROJECT

リサーチ・設計制作:
河村佳祐 (Panoramatiks)

制作スタッフ:
石橋 素 (Rhizomatiks)、西本桃子 (Rhizomatiks)

施工:
株式会社 王子全機、鬼塚電気工事 株式会社、株式会社 九電工

特別協賛:
ウシオライティング 株式会社

特別協力:
株式会社 スーパーホテル、株式会社 トキハ 別府店
参加者数3,444名

[ALTERNATIVE-STATE]
大分県別府市がいつ訪れても町とアートを楽しめる場所としてさらに魅力が高まることを目指して『in BEPPU』の後継として開始した事業。「世界を異なる形で再生させる旅の入口」というコンセプトのもと、将来が期待される若手から国際的な巨匠まで、半年ごとに1組のアーティストを招聘して4年間で8つの作品を制作し、市内の特徴的な場所に長期間展示する。
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『ALTERNATIVE-STATE (オルタナティブ・ステート)』とは、別府を“別の都市”と意訳し、都市を場所としてだけではなく“想像上の空間やありさまをも含む状態”と仮定し英語化した言葉 (造語)。
“Alternative”を略したキーボードの“alt”キーを押すことで、通常状態のキーボードには割り当てられていない別の機能や文字を使うことができるように、設置されたアートが今そこにある風景や時間とは異なる世界・状態に誘う。
近い将来、8つのChapterからなる『ALTERNATIVE-STATE』が、この街に浮かびあがる。
それは、世界を異なる形で再生させる旅の入口。都市との関わり方の新たな提案。

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https://alternative-state.com