

こんにちは、清島アパートフェスティバル2024-2025
事業概要
清島アパートを飛び出して、7名の活動が町に広がる全17日間
2024年度清島アパート入居アーティストが、清島アパートと周辺のさまざまな会場で、1年間の活動報告となる展示を展開するフェスティバルを開催しました。
清島アパートは、2009年から運営しているアーティスト・クリエイターのための居住・制作の場です。2024年度は7名のアーティストが入居し、さまざまな活動を展開してきました。その活動報告として、今年度はキュレーターの能勢陽子氏をゲストアドバイザーに迎え、各アーティストによる展示と、トークセッションをおこないました。
| 展覧会名称 | こんにちは、清島アパートフェスティバル2024-2025 |
|---|---|
| 展覧会会期 | 2025年2月15日(土)~3月9日(日) ※火水休み |
| 時間 | 11:00~17:00 |
| 参加アーティスト (五十音順) |会場 | 市村優奈|清島アパート 牛嶋太洋|井上デンキセンター地下 高梨 麻梨香|BEPPU STUDIO 01・清島アパート 東京ディスティニーランド|清島アパート 1階5号室アトリエ 永井 幸太朗|別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』 東 智恵|platform05 渡邊李佳|光風苑ビル1階 (ソルパセオ銀座商店街内) |
| 料金 | 無料 |
| web | https://www.beppuproject.com/news/5148 |
| 主催 | NPO法人 BEPPU PROJECT |
| 協力 | 別府市 |
| 助成 | 文化庁文化芸術振興費補助金 (舞台芸術等総合支援事業 (次代の文化を創造する新進芸術家育成事業))|独立行政法人 日本芸術文化振興会 |
参加アーティスト (順不同)
東 智恵 絵画 会場:platform05 (別府市中央町9-3) 画家。宮崎県出身。2019年Bath Spa Universityファインアート修士課程修了。帰国後、別府で創作活動をおこなう。伝統的な油彩やアクリルを使用したアナロ グ画法とともに、デジタル絵画やアニメーション制作にも取り組む。デジタル独 自の色彩感覚に影響を受けた現代的な色使いを、物理的な絵画制作にも適用し、 実験的なビジュアルを創出する。作者の根底にある日本文化や故郷宮崎の自然、 神話、物語を独自に解釈し、これらの概念を視覚化する試みから作品を生み出す。 | |
牛嶋太洋/映像 会場:井上デンキセンター地下 (別府市元町4-13) 1998年福岡県出身。大学在学中に映像広告会社のインターンシップにおいて、 ファッションPV、Webコマーシャルなどの制作を経験する。商業上の宣伝映像 という決まった構成や作られたものに馴染めずインターンを辞める。その後福岡 県に帰郷。自分の原点を見つめるために身近なものを題材にした短編小説に取り 組む。映像制作に移行し、CGと実写映像を組み合わせ、自身の経験と内面を表 した作品を発表する。 | |
渡邊李佳/インスタレーション 会場:光風苑ビル1階 (ソルパセオ銀座商店街内)(別府市元町8-3) 愛知県生まれ。Glasgow School of Art 大学院ファインアート科修了。2014 年に帰国後、名古屋での展示を経て2016年から制作活動を休止。2021年より再 開。過去にロンドン、グラスゴー、プラハ、名古屋のギャラリースペース、東京の シェアアトリエで個展、グループ展を実施。特定の場所、文化、出来事に関連する オブジェクトを通じて生まれる帰属意識/非帰属意識についてのアイディアをドロ ーイング、映像、立体作品などに投影し、「移住者と土着者」「他者と自己」など、 当たり前にある境界線の残虐さをナイーブな作風で制作、展示する。 | |
高梨 麻梨香/サウンドインスタレーション 会場:BEPPU STUDIO 01 (別府市楠町14-2 財前ビル1階) 1995年秋田県生まれ。2023年秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科修了。 可視・不可視の「かたち」の堆積としての都市を積分的に分析していくリサーチ を通して、自ら録音・編集した音を構成。ノイズを「不要で排除されるもの」の メタファーとして捉え、慣行や社会構造からみえる排除の構造に着目し、「ノイズ」 を主題としたサウンドインスタレーションを展開。主な活動に『Art Fair Beppu 2024』出展、『ちくごAIR 2022』(九州芸文館/3331 Arts Chiyoda、2023) への参加など。 | |
永井 幸太朗/漫画 会場:別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』(別府市末広町1-3 レンガホール1階) アーティスト。2000年生まれ。大分県大分市出身。大分県立芸術文化短期大学専 攻科造形専攻メディアデザインコース卒業。3DCGソフトを使用しフォトリアルな 人間、動物、アニメモデルなどのキャラクターモデルを制作。その他にもイラスト 、似顔絵、ジャグアタトゥーなどさまざまなジャンルのアート活動に取り組んでい る。 | |
市村優奈/インスタレーション 会場:清島アパート (別府市末広町2-27) ここに年齢などを書いて一体何が分かるというのか。私は作品を通して私の魂を さらけ出しているだけだ。「生とは、自分と自分以外の間にある」これが私の今 の答えだ。私の作品は、宗教的に見えるかもしれないし、とても考えのあるもの に見えるかもしれない。だが、私の無意識から生まれたそれに深い意味などない。 実際にたどりつくのは答えなんてないという正解なのだ。私はあなたとの間にで きるそれ⇒生を可視化しているだけなのだ。あ、24歳です。 | |
東京ディスティニーランド/公演 会場:清島アパート 1階5号室アトリエ (別府市末広町2-27) 俳優 (主に一人芝居)。最短3分~最長15時間の物語を123作品持つ。観客自身 の「のぞみ」と演者の「がんぼう」が合致したときに未知の物語を生み出す即興 のふりをした緻密な演劇をしている。清島アパート在住2年目に突入し、自身の アトリエを『今夜は夢を見ないで』という名の劇場に改造。1975年東京生まれ。 今回の展示では、自身のアトリエを舞台にした限定公演を実施。 |
関連イベント
① 鑑賞ツアー
本企画担当スタッフとともにめぐる、アーティストによる解説付き鑑賞ツアー
開催日時 2025年3月2日(日) 14:00〜16:30
② トークセッション
ゲストアドバイザーとしてアーティストらと対話を重ねてきたキュレーターの能勢陽子氏とアーティストらによる座談会形式のトークセッション
開催日時 2025年3月2日(日) 17:30~19:00
会 場 紙屋温泉2階 公民館 (別府市千代町8-2)
登 壇 能勢陽子 (キュレーター/本展ゲストアドバイザー)、清島アパート2024年度入居アーティスト、堀切春水・久保 優梨子 (NPO法人 BEPPU PROJECT)
ゲストアドバイザープロフィール
| 能勢陽子 (のせ ようこ) キュレーター/前豊田市美術館学芸員 (1997〜2024)。近年企画した主な展覧会に、『ビルディング・ロマンス』(2018)、『あいちトリエンナーレ2019』(名古屋市、豊田市)、『ホー・ツーニェン:百鬼夜行』(2021–22)、『ねこのほそ道』(2023)、『未完の始まり:未来のヴンダーカンマー』(2024) など。美術雑誌やウェブマガジンに多数執筆。 |
清島アパートとは?
別府市末広町にある、戦後まもなく建てられた3棟22室からなる元下宿アパート。「別府現代芸術フェスティバル2009『混浴温泉世界』」の会場の1つとして使用されたことにはじまり、会期終了後も、BEPPU PROJECTがアーティストの活動支援の一環で、居住および制作の場として運営。これまでにのべ250名を超えるアーティストがここを拠点に活動してきました。この場所から多くの優れたアーティストを輩出することを目指しています。
https://www.beppuproject.com/work/1422
お問い合わせ先
NPO法人 BEPPU PROJECT (担当:堀切・久保)
〒874-0933 大分県別府市野口元町2-35 菅建材ビル2階
E-Mail:info@beppuproject.com
Tel:0977-22-3560
Fax:0977-75-7012

