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アーティスト・イン・レジデンス『transition 2』

BEPPU PROJECT | 2025.11.6

BEPPU PROJECTでは、今年度より、中堅アーティストを対象とした新たなアーティスト・イン・レジデンスプログラム『transition 2』をおこないます。

中堅アーティストに対し、2回のべ約90日間の滞在機会、制作スタジオ、興味関心にあわせた適切なコーディネートを提供します。また、2名のメンターが伴走者となり、アーティストが考えているプランやアイデアについてもアドバイスを随時おこないます。これらのサポートによりアーティストが思考や制作に集中できる環境を整え、別府での滞在が、招聘アーティストにとって、世界に羽ばたく重要な契機となることを願い開催します。

本事業において、まず決めたのはメンターのおふたりでした。別府に10年以上継続的に通い、弊団体の事業を通して地域のアートシーンの現状と変化を定点的に観測していただいている美術評論家の椹木野衣氏と、2008年に別府でアーティスト・イン・レジデンスに参加して以降毎年別府に通い、昨年度には別府市中心市街地を舞台に巡回型インスタレーションを制作した美術家の中﨑 透氏に依頼しました。立場は違えど外からの視点で別府をよく知るおふたりに、今、別府での滞在機会の提供が最適だと思われるアーティストを推薦いただき、BEPPU PROJECTとの協議を経て、2名のアーティストを決定しました。本年度は、アーティストの岩根 愛氏と三宅 感氏を招聘します。

滞在中は別府のリサーチはもちろん、メンターの椹木氏、中﨑氏およびBEPPU PROJECTスタッフによる講座の開催、プランや制作に対するアドバイスなどをおこないます。滞在終盤には成果発表となるオープンスタジオや招聘アーティストおよびメンターによるトークイベントもおこないます。また、オープンスタジオの様子をまとめた簡易記録物も作成し、Webサイトで公開いたします。

 

招聘アーティスト

岩根 愛 IWANE Ai

滞在期間:2025年12月4日~25日/2026年1月8日~3月18日

東京都出身。カリフォルニアのペトロリアハイスクールにて、オフグリッド、自給自足の暮らしの中で学び、1996年より写真家として活動を始める。2006年よりハワイにおける日本文化に関心を深め、2011年以降は福島とアメリカをつなぐ移民史をテーマに取材を続けている。写真集『KIPUKA』(青幻舎、2018年) は、第44回木村伊兵衛写真賞、第44回伊奈信男賞、2022年Prix Pictet Japan Awardなどを受賞。また、ドキュメンタリー映画『盆唄』(中江裕司監督作品、2019年テレコムスタッフ) を企画、アソシエイト・プロデューサーを務めるなど、活動は多岐にわたる。精力的なフィールドワークをベースに、無形文化や自然伝承を紐解いて、写真および映像作品を制作、発表している。アルル国際写真フェスティバル2024、東京都写真美術館、ホノルル美術館、金沢21世紀美術館、KYOTOGRAPHIE 2022、福島県立博物館、中国・大理国際写真展など国内外で作品を発表。アジアンカルチュアルカウンシル2022グランティ。近年の作品集に『Coho Come Home』(bookshop M, 2024)、『A NEW RIVER』(bookshop M, 2022)、著作『キプカへの旅』(太田出版, 2019)、『ハワイ島のボンダンス』(福音館書店,2016) など。

 

※作品画像は下部に掲載しています

 

三宅 感 MIYAKE Kan

滞在期間:2025年11月18日~12月25日/2026年1月20日~3月18日

photo by Osamu Nakamura

 

高崎市出身。2006年多摩美術大学彫刻学科卒業。多摩美術大学彫刻学科 非常勤講師。

紙粘土と発泡スチロールで巨大壁画を制作し、2016年に岡本太郎賞大賞を受賞。その他、彫刻、絵画、絵本、仮装、映像、パフォーマンス等、表現方法は多岐に渡る。近年参加した展覧会に、「越後妻有MonET連続企画展 Vol.7 三宅感『無色の人 春』」(リ・キュレーション・椹木野衣、越後妻有里山現代美術館MonET、2025)、『妙義エンナーレ!』(富岡市立妙義ふるさと美術館、2022, 2025)、「River to River 川のほとりのアートフェス『失われた顔面を求めて』」(前橋市、2021) など多数。

 

※作品画像は下部に掲載しています

 

メンター

椹木野衣 (美術評論家)

photo by RyuheiFujita

 

1962年、山間の秩父に生まれ、京都の同志社で哲学を専攻。のち東京に拠点を移し、1991年に最初の評論集『シミュレーショニズム』(増補版ちくま学芸文庫) を刊行。主著の『日本・現代・美術』(ちくま学芸文庫) と『戦争と万博』(講談社学芸文庫) が今年の夏に新たに文庫化された。ほかに『後美術論』『震美術論』など多数。近編著に『洲之内徹ベストエッセイ1~2』(ちくま文庫)。企画・監修した展覧会に『日本ゼロ年』(水戸芸術館)、『平成美術』(京都市美術館) などがある。

 

中﨑 透 (美術家)

1976年茨城生まれ。美術家。言葉やイメージといった共通認識の中に生じるズレをテーマに自然体でゆるやかな手法を使って、看板をモチーフとした作品をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。2006年末より『Nadegata Instant Party』を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より『遊戯室  (中﨑透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる (~2021)。2011年より『プロジェクトFUKUSHIMA!』に参加、主に美術部門のディレクションを担当。令和4年度 (第73回) 芸術選奨新人賞 (美術部門) 受賞。

 

滞在中のプログラム

決まり次第、詳細を公開いたします。

オープンスタジオ:3月初旬から中旬

招聘アーティストおよびメンターによるトークイベント:3月初旬

 

※岩根愛《A NEW RIVER》 KYOTOGRAPHIE, Les Rencontres d_Arles, 2024

岩根愛《from the series_KIPUKA_Fukushima Ondo》2015

岩根愛《The Opening》2022

 

三宅 感 photo by tomohiro akutsu

 三宅 感 photo by goro tamura

 

 三宅 感 photo by tomohiro akutsu

 

ディレクター:家入健生 (BEPPU PROJECT)

コーディネーター:安藤行宥 (BEPPU PROJECT)、泊 麻未 (LOCAL ART PROJECT)

 

主 催:NPO法人 BEPPU PROJECT

助 成:文化庁文化芸術振興費補助金 (舞台芸術等総合支援事業 (芸術家等人材育成))

    独立行政法人日本芸術文化振興会

 

〈本件に関するお問い合わせ先〉

NPO法人 BEPPU PROJECT (担当:家入・安藤)

住所:〒874-0933 大分県別府市野口元町2-35 菅建材ビル2階

E-Mail:info@beppuproject.com/Tel:0977-22-3560/Fax:0977-75-7012

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