私事ですが…、
他人様の作品制作のお手伝いもしますが自分の作品も作ります。

ちょっと古い話題ですが、スコットランドで進行中のアートプロジェクトに参加していました。
その名も「the road north」。
http://the-road-north.blogspot.com/
松尾芭蕉の「おくの細道」を現在のスコットランドに置き換え、追体験するという内容。実際は追体験とはいいつつ、まったく新しいものとして浮かび上がるのですが。

芭蕉がKen Cockburn(詩人、エディンバラ在住)、曾良がAlec Finlay（アーティスト、ニューキャッスル在住）です。

作品提供の誘いを受け、参加しました。こちらをご覧下さい。
http://the-road-north.blogspot.com/2010/10/40-berneray.html
http://the-road-north.blogspot.com/2010/08/26-luing.html

作品は、Alecから送ってもらったスコットランドの風光明媚な観光地の絵はがきを大分の風景に重ね合わせるというものと、絵はがきに写った山の稜線を地平線に戻してしまういうものです。

想いは遠くスコットランド。
スコットランドと北海道は空気感や景観が似ていて、実は、想いは遠く北海道だったりします。

山の稜線はスコットランドのものと、日光の男体山のもの。後者は「おくの細道」にも登場します。

実際の制作は津久見だったりして、しかも海鮮丼食べたりして、大分もいいなとか思ったり。大分の風景はそう遠くない範囲で山あり、谷あり、せせらぎあり、海原ありなところが気に入っています。

小川　智彦