BEPPU PROJECTの林です。少し前の話ですが、去年の混浴温泉世界のときに、アーティストの遠藤一郎がつくった車を僕が乗っていましたが、故障してしまい泣く泣く車とお別れをしなければいけなくなりました。

遠藤一郎が混浴温泉世界に参加することになり、オープニングの事前イベントとして大分にあるパルコ前でこの車をつくったのが３月のことでした。（Youtubeに映像あるか探してみましたが残念、見つからなかったです。）それから会期中もその後も別府の町で本当にいろいろな人に愛された車でした。例えば、ある小学生の女の子が混浴温泉世界の会期中にこの車に夢を書いて、夢が叶ったのでもう一度書きたいと言われて書いてもらいました。その子は、お兄さんの高校合格と家族の健康を書いて、最後に手を叩いてお祈りしていました。「いやいや、コレは動く神社じゃないし」とつっこみを入れたかったけどその子の真剣な表情に、心を動かされ一緒にお祈りしたこともありました。他には、知り合った警察官に「キミさ、だいたい毎日○時○分に○○通りを通ってるよね。」と頼んでもいないのに、警察の注目を集めていたことが分かったこともありました。最後は、ムハマド・ユヌス氏の講演会帰りに、国道10号線で突如止まって動かなくなりました。ちょっと出来過ぎたストーリーのように聞こえますが、残念だけどなんだかいい終わり方だったのかもしれません。書いてくださった一人一人の夢が必ずかなうように、車はなくなってしまいましたが心から祈念しています。あの女の子のお兄さんが素敵な高校生活を送っていることを願っています！