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WEEKEND WORKSHOP vol.1 池田ひとみ「落としものを編む」

ご報告が大変遅くなりましたが、5月13日(日)にアート学部「WEEKEND WORKSHOP」第1回を行いました!
今回のテーマは「落としものを編む」です。
講師の池田ひとみさんは、毛糸を編んでインスタレーション、立体、平面作品を制作するアーティスト。長崎県のご出身で、2011年夏よりBEPPU PROJECTが運営する「清島アパート」にて、制作活動をされています。

「落としものを編む」って、いったいどんなことでしょうか?
まちの中を歩いていると、片方だけの子どもの靴や、帽子、ハンカチ、お財布、キーホルダーなど、さまざまな落としものに出会います。
落としものに出会うと、誰が落としたのかな?とか、どのくらい大切だったのかな?とか、どうしてこんなもの落とすんだろう!とか、思ったりします。
警察に届けるまでにはいかないまでもなんとなく気になって、車に踏まれないように、柱にひっかけておいたりします。
そんな、まちの中でなんとなく気になってしまう存在、まちの中の違和感のようなもの、を毛糸で編んで表現してみようというワークショップです。

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IMG_9181.JPGのサムネール画像

platform01につるされたテントは、池田さんの作品です。
テントの下で編みものをするのは、ちょっと楽しい!

IMG_9253.JPG生まれて初めて編み物をする方もいらっしゃいました。講師の池田さんがていねいに教えてくれます。
初めて会った人同士も、編みものをしながらお話をすれば、仲良くなれるよう。
編みもののもつパワーを知りました!
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アーティストの眞島さんは、なにやら作りたいものがあるようです。

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バナナの皮のようなもの、くさりのようなもの、線路のようなもの。
どこの誰が、どんな風に落としてしまったのか、あれこれ想像しながら、みんな思い思いの「落としもの」を編みました。
次は、「落としもの」が落とされた現場を探しに、町へ出かけます。

DSC05010.JPGのサムネール画像
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つくった「落としもの」を現場に置いて、写真におさめます。

IMG_9271.JPGDSC05034.JPGDSC05017.JPGIMG_9343.JPG
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IMG_9286.JPG最後にplatform01にもどって、写真を印刷して発表しました。
誰が、どんなシチュエーションでおとしたのか。タイトルもつけます。

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DSC05051.JPGみんな考えることがおもしろい!「落としもの」というキーワードのもつ自由度におどろきました。
みんなで記念撮影☆

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池田さんは、ワークショップ後に、ビギナーズラックのおもしろさについて触れられていました。
思っていた物と違うものができあがっていくけれども、それが結局、何か別のものに見えていく。
編みながらおもしいポイントをみつけていけるのが、いいですね、と。
たしかに、初めて編む方の作品も、なかなかいい味が出ています。

1つ1つの編み目が細胞で、作品全体が何か生きもののようにも感じる、宇宙的な作品をつくる池田さん。
その創作のエッセンスが、みんなの作品づくりに染み込んでいたように思います。

また、池田さんは、「人が初めて編み物を編む瞬間に立ち会うのが大好き」とおっしゃっていました。
編みものの楽しさをみんなに知ってもらいたいそうです。
スタッフの私も今回のワークショップで編みものを使ったコミュニケーションの力、「アミュニケーションパワー」にわくわくしました!
今度はみんなで大きなものを編んでみたいなぁ。


WEEKEND WORKSHOP vol.1「落としものを編む」
日時:2012年5月13日(日) 13:00~16:00
場所:platform01(別府市元町8-3)
講師:池田ひとみ
来場者:5名
料金:500円


コメント(1)

  • 鈴木留美子 | 2012-6-28

    わー、なつかしい。「落とし物を編む」に参加した者です。
    写真を見ると、楽しい「落とし物」の午後がよみがえってきます。
    落とし物を編むのも、町に落としてみるのも、とてもおもしろかったです。
    家に帰ってからも線路を落とした鉄道員Aについて考え続け、
    地蔵とサンタと猫が登場する話を想像して楽しみました。
    この日の池田さん、参加者のみなさん、スタッフの方々に感謝です。

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